NTTグループの不動産事業を一元的に担うNTTアーバンソリューションズは、NTTグループが保有する電話局等の不動産を利活用していくとともに、不動産やエネルギーに関する人材や技術をグループ横断的に活用していきます。NTTグループの持つアセットを最大限活用し、グループ一体となって企業や自治体等と協業した街づくりを推進することで、街づくり事業の収益規模を2025年度に6,000億円にすることをめざします。
国内では、仙台、福岡等全国の地域の課題解決に向けた街づくりを推進し、海外では、豪州メルボルンでの宅地分譲事業(River Valley Project)や米ダラスでの住宅開発事業等に取り組んでいます。2019年度の収益は4,260億円となり、目標達成に向けて概ね順調に進捗しています。
NTTグループにおけるエネルギー事業の事業推進会社であるNTTアノードエナジーは、2019年11月に中期ビジョンを公表しました。
地球温暖化への対応や大規模災害時の非常用電源の確保などの環境・エネルギーに関する社会的課題に対し、既存の交流系統網を補完する新たなエネルギー流通の仕組みを創出し、持続可能な社会の実現をめざします。具体的には、発電、送配電/蓄電、小売/卸売の3つの領域で、グリーン電力発電事業やバックアップ電源事業等の5つの事業を展開し、エネルギー効率の向上や災害時の停電対応といった耐災性(レジリエンス)向上などの新たな価値を提供します。
NTTグループの自社投資に限らず、幅広い事業パートナーとの資本提携・業務提携・出資等も交えてスマートエネルギー事業の取組みを推進することにより、NTTグループにおけるエネルギー関連事業の売上規模を2025年度に6,000億円に倍増させることをめざします。2019年度の収益は2,570億円となり、目標達成に向けて概ね順調に進捗しています。
2019年7月、NTTグループ初の「農業×ICT」専業会社として株式会社NTTアグリテクノロジーを設立しました。次世代施設園芸を通じた地域社会・経済活性化への貢献を目的に設立し、IoT/AIを活用した自社圃場で農産物の生産を行いながら、ノウハウの蓄積とソリューションの品質向上の取組みを推進しています。今後も、先進技術を活用し、農業分野における新たな可能性や価値を見出し、地域経済の活性化や街づくりの実現をめざします。
eスポーツを通じたコミュニティの推進、地域社会と経済活性への貢献を推進するため、2020年1月に株式会社NTTe-Sportsを設立しました。高品質で安定した通信網・先進的なICT技術を軸に、eスポーツ施設事業、サポート・教育事業、プラットフォーム事業、イベントソリューション事業、地域の活性化コンサル事業を展開しています。これからも「ICT×eスポーツ」を通じて、新たな体験やつながりの創出、新しい文化や社会の創造に取り組んでいきます。
NTTグループの取組み
NTTグループについて
エネルギー効率等に関する国際イニシアティブEP100・EV100に電気通信事業者として初めて加盟
セキュアなデジタル経済に向けた評議会を国際的企業と共同で創設
NTTとともに未来を考えるWEBメディアです。