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すぺ〜しゃる研究員のみなさん、こんにちは!NTTドコモのさえもんです!
今回の「さえもんGO!」では、2021年12月7日から2022年1月10日の期間で開催されていた、梅田駅周辺のスポットを周遊しながらARコンテンツを楽しむことができる「XRシティOSAKA-UMEDA」を体験してきましたので、その様子をお届けしていきます!
※本イベントは終了しました。
※公式サイトはこちら
XRシティOSAKA-UMEDAは、ARで梅田の街を楽しむ期間限定イベントです。
阪急うめだ本店をはじめとした梅田エリアに設ける4か所の体験スポットで、専用アプリ「XRシティ」をダウンロードしたスマートフォンをかざすと、スポットごとにそれぞれのコンテンツを楽しめます。
XRシティOSAKA-UMEDAでは、主に以下の4つのコンテンツを体験できます。
①現実空間にイラストを重ね合わせて描いたり、デジタルアートが鑑賞できる「アート&空間らくがき」
②ドコモのポインコを現実空間に表示して、タップしてリアクションを楽しんだり、一緒に写真撮影ができる「キャラ」
③懐かしのアニメージュの表紙が見られるARや「アニメージュとジブリ展」の展示作品である『天空の城ラピュタ』に登場するラピュタをイメージした造形物をARオブジェクトにした「アニメージュとジブリ展」との連動コンテンツ
④梅田駅周辺の施設で使える「クーポン」
2021年の夏に、東京・新宿で開催された「XRシティ SHINJUKU」を取材しましたが、今回の大阪・梅田で開催されたXRシティOSAKA-UMEDAではどのようなコンテンツに出会えるのでしょうか。
※「XRシティ SHINJUKU」の取材記事はこちら
それでは各コンテンツを体験した様子をお届けしていきます!
まずは、阪急うめだ本店にやってきました。
9階の「祝祭広場」にて、「アート&空間らくがき」の一つである「360°の雪の結晶」を体験してみます!
パンフレットも手に入れましたので、さっそく体験に向かいましょう。
9階の祝祭広場に着いたら、体験スポットを発見!
それぞれの体験スポットは、サインスタンドと足跡のプリントされたマットが目印になっていて、見つけやすいですね! 祝祭広場の体験場所は、目の前にある大きな階段を上がったあたりです。
足跡マットにQRコードがあるので、その場でアプリをダウンロードしたら、準備完了!
アプリを起動して体験するコンテンツを選択したら、XRカメラを起動します。
画面に画像が表示されるので、同じ場所を探します。
カメラをかざすと...広場に雪が降り始めました!
「アニメージュとジブリ展」の告知も表示されていますね。2022年1月10日まで阪急うめだ本店9階にて開催中されていました。
今回、XRシティOSAKA-UMEDA限定の連動コンテンツも用意されているので、ジブリ好きにはたまらないイベントですね!
続いて、13階の屋上広場へやってきました。
こちらでも目印を探してみると、屋上広場のガラス窓付近に足跡マットがありました。
アプリから体験するコンテンツを選択して、XRカメラを起動したら、指定された画像の場所を探します。
カメラをかざすと、右側にアニメージュの表紙があらわれました!風の谷のナウシカが表示されているので、さらに近づいてみましょう。先ほどの広場に降る雪もそうでしたが、ARがとても鮮明で綺麗です。
また、視線を正面に向けると、「天空の城ラピュタ」があらわれました!
阪急うめだ本店から、梅田の街を見下ろすようにすると、ラピュタが梅田の街中にあらわれる光景が確認できます。
あの名セリフが頭の中に浮かんできますね!
阪急うめだ本店を出て、次は「阪急サン広場」にやってきました。
まずは、「はばたく翼」を体験します。ここでもアプリからXRカメラを起動し、指定された画像の場所を探します。
阪急サン広場の中央にある梅田イスに向けて、スマホをかざすと、梅田イスに翼がはえるようにあらわれました。
翼をまとった姿を撮影して、友達に自慢したくなります。翼の羽ばたくアニメーションも滑らかで、SNS映えする写真が撮れそうですね!
続いて、「アニメージュとジブリ展」連動コンテンツを体験します。
阪急うめだ本店の屋上広場では「風の谷のナウシカ」でしたが、阪急サン広場では「じゃりン子チエ」の表紙があらわれました!
続いて、足跡マット付近でカメラをかざすと、なにやら上空に向かって矢印が表示されました。
矢印の方を見るとラピュタがあらわれました!
先ほどとは違って、下から見上げるバージョンです。なんだかあのメロディが頭の中を流れます。
ちなみに、新宿同様、「XRシティ」アプリでは起動中に歩きスマホを検知すると画面に注意文章が表示されます。
みなさんも体験する時は歩きスマホには注意してください!
また、ソーシャルディスタンスを確保する2mの円がARで表示されていて、外出先でも安心してコンテンツを楽しみつつも、周囲に気を付けて体験ができる工夫がされています。
安全対策や、感染症対策もされていて、安心して体験ができますね!
最後は、再開発が進められている梅田の新たな注目スポットである、うめきた外庭SQUAREへ移動してきました。
ここでは、「オフィスガレージ」というコンテナのような建物付近で目印を発見しました!
足元マット付近に立ち、スマホをかざして「キャラ」を選ぶと、梅田イスの付近にポインコが出現しました!
ドコモのdポイントでお馴染みのキャラクターです。可愛く踊っていますので、自撮りも楽しそうです。好きなキャラクターを現実空間に表示させることができ、一緒に写真撮影ができるのはAR技術ならではですね。
続いて、コンテンツを切り替えると、オフィスガレージ横に「天空の城ラピュタ」のアニメージュの表紙があらわれました!
これで「風の谷のナウシカ」、「じゃりン子チエ」、「天空の城ラピュタ」と3つのアニメージュの表紙を見ることができました。
そしてなんと、うめきた外庭SQUAREでは他の場所よりも、ラピュタを間近で見ることができます!普通のARではなく、近くから・遠くから見たり、回り込んで裏側から見たりすることもできますので、ぜひみなさんにも体験いただきたいです。
ここまで3つのアニメージュの表紙をご紹介してきましたが、実はもう一つお楽しみがあります!
3つ以上のARスポットで写真を撮って、阪急うめだ本店9階「アニメージュとジブリ展」の当日券販売場にいるスタッフさんに写真を見せると、フォトラリーの「修了証」がもらえるそうです。
今回の体験ではARコンテンツの一部として、HEP FIVEの観覧車で使えるクーポンが表示されており、タップしてスマホに保存することで、HEP FIVEへ訪れた際に実際に使用することも可能です!
今回、イベント企画・運営に携わったNTTドコモの福間さんにインタビューを実施し、イベントの背景や今後の展望をお聞きしました!
今までカメラの数cm先にオブジェクトがあるようなAR体験をしたことがある方は多いと思いますが、今回はXRシティSHINJUKUに続き「街に融合したXR体験」をテーマにして、出来るだけその場所に足を運んだから体験できるXR体験を意識しました。
そのため、ロケーションのどこに3Dオブジェクトを配置すれば、より効果的にお客さまに楽しんでいただけるのかというアイデアを沢山出しました。
一方で「3Dオブジェクトが安定するロケーション」というものが技術的には存在するため、アイデアとの相性が合わないことも多く、何度も微妙な位置修正を繰り返したり、作ったオブジェクトを入れ替えたりすることも多く、そこが一番苦労しました。
チューニングを重ねることで、そこにあるリアルの街を活かした演出も出来たと思います。
お客さまは私たちの想像よりもっと自由にXR体験を楽しむということです。
こういう風に写真を撮ってほしいな、とか、想定するケースを前提において企画者側は作りますが、お客さまが撮った写真をSNSで見たり、実際に体験をされる様子を見ると、企画者側が想定していない遊び方をしていたりします。
遊び方はユーザが決めれば良いということを改めて実感しました。
「XRシティ」はXRによって普段の街をもっと楽しく便利にすることをめざす取組みです。
よりたくさんの人がXRでいつもの街をより楽しめるように、体験できるロケーションを拡げていきたいと思っております。
また、体験に使用するアプリ「XRシティ」を開発したクラウドサーカス株式会社の吉上さんにインタビューを実施し、その開発背景をお聞きしました!
今回は「アニメージュとジブリ展」の展示作品である「天空の城ラピュタ」に登場するラピュタをイメージした造形物をARオブジェクトにして出現しています。ハードルが高かったのは、このARオブジェクトのクオリティをどう担保するか、ということでした。
ARで出現するラピュタは、実際に「アニメージュとジブリ展」で展示されている造形物をフォトグラメトリ技術を用いて3Dモデル化して作成しました。
このARオブジェクトは遠方に浮いているものを見上げる体験スポットもあれば、屋上から見下ろしたり、目の前に模型のように表示して360度見て回れる体験スポットもあります。
お客さまにどのスポットでもお楽しみいただける体験設計を検討する過程で上から見ても下から見ても、どの距離から見ても問題がないように作り込む調整が発生しました。
期間やコストとしても難しい状況でしたが、モデル部分とテクスチャ部分を各スポットで見せたい形に合わせて調整を行い、クオリティを担保することができました。
事前の体験会で関係者などに体験してもらった際には、自分達が想像していなかった遊び方をされていたのが印象的でした。
例を挙げると、本アプリではラピュタをイメージした造形物のARオブジェクトの全体像を見られますが、今回はARオブジェクトと実際の床や壁などの前後関係を保持する機能を実装してないので、見る位置によっては遥か遠方に大きく存在するはずのラピュタが目の前に小さくあるようにも見えてしまいます。この現象を使って、体験会では手の上にラピュタを乗せているような写真を撮って楽しく遊ばれていました。
いかがでしたでしょうか?
「XRシティOSAKA-UMEDA」は梅田の街を舞台に、様々なコンテンツを体験することができます。
現実空間に表示されたARコンテンツをスマホ越しに見て楽しむだけではなく、キャラクターと一緒に写真を撮ったり、らくがきをしてSNS投稿したりと、自分自身も一緒になって楽しめます。
また、実際に使用できるクーポンを手に入れてお得な体験ができるなど、梅田の街の周遊に紐づくような取組みがありました。
「XRシティOSAKA-UMEDA」の詳細については、公式ホームページを参考にしてみてください。
以上、さえもんより、「XRシティOSAKA-UMEDA」の体験レポートでした!
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