光データリレー&軌道上コンピューティング事業
最新の光衛星通信および軌道上コンピューティング技術を用い、宇宙で取得されるリモートセンシングデータをリアルタイムに効率よく高速伝送するネットワークサービスの構築を進めています。これにより災害発生時に瞬時に被災状況を把握できるようになったり、不審船情報をいち早く探知できるようになるなど、安心・安全な社会への貢献に資するインフラ展開を目指しています。
HAPS(High Altitude Platform Station: 高高度プラットフォーム)と衛星の多層的な活用
地理的制約の受けない衛星に加え地球の上空にはHAPSを配置し、多層ネットワークを実現することで、山間・僻地、海上、宇宙空間までをエリアカバーする「超カバレッジ拡張」の実現に取り組んでいます。ネットワーク中継のみならず、HAPSリモートセンシングなどの活用を通じて新たな市場を開拓します。
衛星電話・通信サービスの拡張
20年以上もの実績がある衛星電話サービス「ワイドスター」はもちろんのこと、2023年からは「Starlink Business」の提供やAmazon提供の「Project Kuiper(プロジェクトカイパー)」とのアジア太平洋地域で初の戦略的協業合意を発表。NTN技術を活用し、「いつでも、どこでも、どんなときでも、つながる」ネットワークの構築を目指しています。
衛星画像データを多様なビジネスへ展開
世界最高水準の解像度の衛星画像データを用いた全世界デジタル3D地図「AW3D®」など、衛星データは、都市開発やインフラ整備、防災・減災やデジタルツインに加え、VRやエンターテインメント等のコンテンツ開発に至るまで、生活に関わる数多くの分野で利用されています。全世界を対象に幅広いプロジェクトへの活用で新たなビジネスを広げていきます。
研究開発
NTT R&Dでは、幅広く多様な研究テーマに粘り強く継続的に取り組んでいます。その成果を活用して、広く世の中の方々とコラボレーションし新しい価値を生み出していくためには、我々自身が先端的技術を極める能力だけでなく、パートナーの方々と一緒にお互いが持つ技術の強みを組み合わせていく能力についても磨き上げていく必要があります。この二つの能力を磨き上げることにより、国内外の産業界をはじめ社会全体の発展に寄与・貢献していきます。