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DDoS×モニタリングについて|仕組みやセキュリティ対策例をご紹介

業務におけるDX推進や、デジタル化に伴い、ネットワーク関連のセキュリティの重要性がますます高まっています。
 さまざまな方法で悪意を持った攻撃を受けるリスクがある現代において、DDoSに関する正しい知識は必要不可欠であると言えます。
 しかし、DDoSと聞いて、具体的にどのようなものなのかをイメージできる方は少ないのではないでしょうか。

そこで、今回はDDoSについてご紹介します。あわせて、DDoSモニタリングやセキュリティ対策などについて触れていくためぜひ参考にしてみてください。

DDoS攻撃とは

DDoS攻撃は、コンピューターセキュリティの分野で使用される用語です。
 サービスを利用できなくする目的で大量の通信トラフィックを対象のサーバーやネットワークに向けて意図的に送信する攻撃のことをさします。
 複数のコンピューターで、一斉に対象を攻撃するのが特徴です。

DDoS攻撃の主な目的は、ウェブサイトやオンラインサービスなどのインターネットサービスに対して大量のトラフィックを生成することです。
 サービス・ネットワークの負荷が大きくなることで、正規のユーザーが利用できなくなるようにするのがDDoS攻撃の狙いです。
 webサイトが正常に機能しなくなるため、経済的な被害のほか信頼性の損失などが発生することがあります。

DDoSモニタリングの仕組み

DDoS攻撃を避けるためにも、日々ネットワークセキュリティの意識を高め、適切に対策・管理を行う必要があります。
 実際、DDoS攻撃の対象は、ネットワークだけではなく、サーバーやソフトウェアなど多岐にわたり、万が一悪意のある攻撃を受けた場合、深刻な損害を被るリスクがあるのです。
 まず、サーバーに対する攻撃を視野に入れる場合、脆弱性を狙われることを避けるためにも、定期的なアップデートを実施し、常に最新の状態に維持することが求められます。
 外部に脆弱性が特定されてしまうと、攻撃箇所として狙われてしまうため注意が必要です。

また、ネットワークへの不正アクセスを避けるためにも、ネットワークの流れの監視は必須です。
 トラフィックを監視することで、不審な動きがあればすぐに検出されやすくなります。
 悪意のあるユーザーの存在を把握するためには、不審なアクティビティを発見することが重要です。事態が深刻になる前に、攻撃を発見しやすくなるでしょう。
 とはいえ、攻撃者はさまざまな手法でネットワークへの攻撃を行います。
 特定の対策だけでは攻撃による被害を徹底して防ぐことは難しいため、サービスの管理者側もあらゆる防衛策を講じる必要があります。

過去のネットワークセキュリティ対策例

NTT社会情報研究所の研究活動であるNTT-CERTは、NTTグループのCSIRT(Computer Security Incident Response Team)として活動しています。
 CSIRTとはセキュリティインシデントが発生した際に対応するチームのことで、脆弱性情報などの収集と分析、インシデント発生時の対応、社内外の組織との情報共有や連携などが挙げられます。
 サイバー攻撃を未然に防ぐための情報収集と共有、発生したインシデントの被害極小化・再発防止支援を主な目標とし、これらの活動を通じてセキュリティ技術の高度化を推進しています。

以下のリンク先の記事では、NTT社会情報研究所の研究活動の1つとして実施しているNTT-CERTがどのようにしてサイバー攻撃と向き合ったのかを紹介しています。

https://www.rd.ntt/research/JN202112_16446.html当該ページを別ウィンドウで開きます