地球環境への関心が集まっている現代。グリーンイノベーション×地球環境の領域の注目度も高まっています。
持続可能な社会の実現のためにも欠かせない地球環境への貢献は、グリーンイノベーションを通じて実現できるとされています。
とはいえ、グリーンイノベーションについては、まだまだ認知が広がっていない分野でもあるため、まずはどのような取組みであるのかを正しく把握することが重要です。
今回はグリーンイノベーションの概要や、グリーンイノベーションを通じた地球環境への貢献、事例のほか、NTTの取組みなどについてご紹介します。
グリーンイノベーションとは、環境への影響を最小限に抑えつつ、持続可能性を向上させるための新しいアイデアや技術の導入をさす言葉です。
環境問題や資源の制約への対応として、産業やビジネスにおいて新たな解決策や手法が必要となった現代において重要な考え方でもあります。
グリーンイノベーションは、従来の製造プロセスや製品設計、エネルギー利用など、あらゆる側面での持続可能性の向上を目ざすことでもあり、再生可能エネルギーの利用、廃棄物の削減・再利用、省エネルギー技術の採用、炭素排出の削減なども含まれます。
企業や組織がグリーンイノベーションを進めることで、環境への負荷を軽減し、同時に競争力を向上させると考えられています。
結果的に、新たな事業展開につながったり、雇用が生まれたりするメリットがあるのです。
グリーンイノベーションは地球環境に対してさまざまな価値を生み出すとされています。
グリーンイノベーションによって、エネルギー効率が向上したり、循環型ビジネスモデル(リサイクル)の構築・活性化を促すことができるようになります。
生産コストや製造コストを削減できるのはもちろんのこと、廃棄物を減らすことにもつながり、処理コストの低下も期待できます。
生産や製造、廃棄などに伴う二酸化炭素量を減少させることができるようになり、地球環境の改善に近づけることが可能です。
地球温暖化の解決につながるだけでなく、限られた資源における枯渇状況への貢献も、グリーンイノベーションのメリットです。
生産や製造、廃棄物などの処理には大量の資源を必要とするのが事実。資源の枯渇を招いている状況であるため、グリーンイノベーションによる地球環境への貢献はますます必要性が増しています。
グリーンイノベーションに関する取組みは、中小企業から大手企業までさまざまな組織・企業によって進められています。
ここからは、グリーンイノベーションの事例として、業界事例をご紹介します。
自動車業界では、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みを行っています。
グリーンイノベーションの取組みとして、新車の二酸化炭素の排出量を削減する目標を立てたり、水素を原動力とした自動車の開発も進められています。いずれも省エネルギーや再生可能エネルギーの使用を促進するための研究が行われています。
生活家電業界ではCO2で冷却が可能な冷凍庫の開発や、フロンを使用しない冷媒ガスの製品開発が進められています。
一般的な冷凍庫に使われるフロンは地球温暖化の原因になると考えられているため、ノンフロン冷蔵庫の開発が、地球温暖化に歯止めをかける一つの方法となるかもしれません。
GX分野の取組みに向けた、新たなソリューションブランドが始動
NTTGxInno(エヌティティ ジーノ)
https://group.ntt/jp/group/nttgxinno/
NTTが取り組むGXとは?ソリューションブランド「NTT G×Inno」についても解説
https://group.ntt/jp/magazine/blog/nttgxinno_vol2/
NTTグループの新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」
https://journal.ntt.co.jp/article/16500