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Agurippa

概要

銀行・証券・クレジットカードなどの各種金融資産やポイント、マイレージのオンラインサービス情報を、1つのID、パスワードに統合し、一覧表示できるシングルサインオンサービスです。

ユーザは、いったん、各種オンラインサービスのID・パスワードをアグリゲーション(=集合)サイトに登録することによって、その後は各サイトに自動的にアクセスすることができ、ID管理の煩雑さが解消されます。

環境効果のアピールポイント

銀行・証券・クレジットカードなど、各社が個別にアグリゲーションサーバをたてる場合に比べIT機器を削減でき、また、一度の認証で済むためユーザのパソコン利用時間が短くなり、消費電力を削減することができます。

評価モデル

銀行・証券・クレジットカードなど、各社が個別にアグリゲーションサーバをたてる場合と、データセンタでASPとして共有のアグリゲーションサーバを一括運用するAgurippaサービスとを比較して、製造、使用、廃棄の全ライフサイクルステージにわたるCO2の排出量を把握します。

(1)従来手段

アグリゲーションサーバを各社個別に運用するため、ユーザはコンテンツサーバにログインするたびにIDとパスワードを入力します。ユーザは毎月1回4社のコンテンツにアクセスするとし、20分間でWeb画面8ページ(各社ログイン画面、各社コンテンツ画面)閲覧するとします。ユーザはBフレッツに接続しているとします。

(2)ソリューション

アグリゲーションサーバやネットワーク機器をデータセンタでASPとして一括運用することで、ユーザは1つのIDとパスワードを入力すれば各社のコンテンツサーバにログインできます。そのためサーバなどの台数削減のほかに、ユーザのPC利用時間の削減が図れます。ユーザは毎月1回4社のコンテンツにアクセスするとし、5分間でWeb画面5ページ(共通ログイン画面、各社コンテンツ画面)閲覧するとします。ユーザはBフレッツに接続しているとします。

Agurippa導入前後の比較イメージ Agurippa導入前後の比較イメージ

(3)評価の範囲

以下の機能単位において、NTTビズリンクが2009年度に提供する全契約数分のAgurippaサービスを評価します。

  • 機能単位
    銀行・証券・クレジットカードなどの各種金融資産やポイント、マイレージのオンラインサービス情報の閲覧。評価期間は1年間あたりとします。
  • ICTサービス
    データセンタ側のサーバ、ファイヤウォール、スイッチ、ロードバランサ、監視システム(監視端末、監視カメラ、監視モニタ、監視カメラサーバ)、共通設備(通信ケーブル、UPS、バッテリー、発電機、配電盤、受電盤、トランス盤、切替盤、分岐盤、PDF、断路器盤、電力ケーブル、空調、照明)、保守管理の稼動、およびユーザのパソコン、ネットワークを評価対象としています。
  • 従来手段
    各社のサーバ、ファイヤウォール、スイッチ、ロードバランサ、監視システム(監視端末、監視カメラ、監視モニタ、監視カメラサーバ)、共通設備(通信ケーブル、UPS、バッテリー、発電機、配電盤、受電盤、トランス盤、切替盤、分岐盤、PDF、断路器盤、電力ケーブル、空調、照明)、およびユーザのパソコン、ネットワークを評価対象としています。
  • ネットワーク構成
    ICTサービスにおいては、ユーザとデータセンタはNTT東日本が提供するBフレッツサービスを介してデータの送受信を行うこととします。また、従来手段においてはユーザと各社アグリゲーションサーバを、Bフレッツサービスを介してデータの送受信を行うこととします。

対象ライフサイクルステージ

下記活動において、製造段階、使用段階、廃棄段階を評価します。

※横スクロールできます

活動名 ICTサービス 従来手段
ICTシステム
ヒトの移動 × ×
モノの移動 × ×
モノの電子化 × ×
輸送の効率化 × ×
ヒトの稼動 ×
ソフトウェア利用 × ×

評価結果

各社でアグリゲーションサーバをたてる場合に比べ、1年当たり1,041t-CO2(81%)のCO2排出量削減効果があることがわかりました。

Agurippa導入前後の1年間あたりのCO2排出量 Agurippa導入前後の1年間あたりのCO2排出量(年)

CO2排出原単位

CO2排出量原単位については、「環境しろう」の原単位を利用