DocuSign eSignatureは紙面上の署名を電子化するクラウドサービスです。
セキュアなクラウド上で、電子書類上に署名を行うことができ、DocuSign社が第三者の立場で署名を認証します。
DocuSign eSignatureを利用することで、書類が電子化され、クラウドおよびネットワーク上で署名されるため、書類の輸送の手間も省け、業務の効率化、コスト削減につながります。
図1 DocuSign eSignatureの概要
2,000人の社員規模の企業において、年間55,000件の承認署名を行う場合を代表的な利用シーンとし評価しました。
署名する書類はA4サイズで1件あたり3枚綴りとしました。
担当者が書類を印刷し、本人および上長が署名を行います。書類は、郵送により上長に回覧後、管理部署へ運ばれ、所定の処理の後、保管されます。
図2 従来手段の評価モデル
書類(電子ファイル)をPCで作成、エンベロープ(署名が必要なファイルと関連ファイル一式)としてDocuSign eSignatureにアップします。担当者および上長はDocuSign eSignatureにアクセスし電子署名を行います。署名された書類は、所定の処理の後ファイルサーバに保管されます。
図3 DocuSign eSignatureの評価モデル
※横スクロールできます
従来手段 | DocuSign eSignature | |
---|---|---|
ICT機器利用 | ○ | ○ |
NWインフラ利用 | ― | ○ |
ソフトウェア利用 | ― | ○ |
人移動 | ― | ― |
物移動 | ○ | ― |
材料・エネルギー消費 | ○ | ― |
物保管 | ○ | ― |
人執務 | ○ | ○ |
〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕
DocuSign eSignatureの利用によって、従来手段と比較して1年あたり41%のCO2排出量が削減される結果となりました。
従来手段のCO2排出量を100%としてそれぞれの割合を表しています。
図4 評価結果
※DocuSign eSignatureは、DocuSign社の製品で、NTTアドバンステクノロジ社は国内販売代理店です。
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