検索パネルを開く 検索パネルを閉じる メニューを開く メニューを閉じる

空気の質が見えるIoTサービス

概要

空気の質が見えるIoTサービスは、空気清浄機をIoT化して室内空気質(IAQ)を可視化し、安全・安心な空気環境を提供するサービスです。
 設置場所の空気質データを収集しクラウド上に蓄積します。キレイな空気環境を作るだけでなく、見える化をすることで、利用者の行動変容を促します。

図1 空気の質が見えるIoTサービスの概要 図1 空気の質が見えるIoTサービスの概要

環境効果のアピールポイント

  1. ICT機器等の消費電力削減化
    ICT機器や空気質を収集するための機器が集約されることにより、機器本体やそれらが消費する電力が削減できます。
  2. 監視稼働の削減
    異常時のアラート通知機能により、常時監視が不要となるため監視稼働が削減できます。

評価モデル

国内の小学校の教室の空気質監視を学校ごとに実施する場合を代表的な利用シーンとしました。
 評価は、17市町村、1市町村当たり11の小学校、1小学校あたりの14の教室※の空気質(温度・湿度・CO2・室内WBGT・PM2.5・ニオイ)を1年間監視した場合で行いました。

1市町村当たりの小学校数および1小学校あたりの教室数は統計情報より日本の平均値を用いました。

①従来手段

各教室に、温度・湿度・PM2.5・ニオイを検知する従来型の空気清浄機と、CO2センサおよび室内WBGTを検知する暑さ指数計を各1台設置し、各教室の空気質を小学校ごとに監視します。空気質データは小学校ごとに設置したサーバおよびストレージで収集・管理します。監視者は、定期的に空気質に異常がないか確認を行います。

②空気の質が見えるIoTサービス

各教室に、1台で空気質(温度・湿度・CO2・室内WBGT・PM2.5・ニオイ)の監視ができる高機能空気清浄機を1台設置し、各教室の空気質を小学校ごとに監視します。空気質データはインターネットを介してクラウドデータセンタで収集・管理します。監視者は、クラウドデータセンタからの異常アラートの発報時に空気質の確認を行います。

図2 評価モデル 図2 評価モデル

評価対象と活動の関係

表1 評価対象・活動の関係

※横スクロールできます

従来手段 空気の質が見えるIoTサービス
ICT機器利用
NWインフラ利用
ソフトウェア利用
人移動
物移動
材料・エネルギー消費
物保管
人執務

〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕

評価結果

空気の質が見えるIoTサービスの利用によって、従来手段と比較して1年あたり45%のCO2排出量が削減される結果となりました。

「空気の質が見えるIoTサービス」の1年間あたりのCO2排出量

従来手段のCO2排出量を100%としてそれぞれの割合を表しています。

図3 評価結果