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フレッツ・VPN (フレッツ・VPN プライオ、フレッツ・VPN ワイド)

概要

「フレッツ・VPN(フレッツ・VPN プライオ、フレッツ・VPN ワイド、以下、フレッツ・VPN)」は、拠点間をセキュアな閉域網で直結する安心のVPN(仮想専用ネットワーク)サービスです。

お客さまの拠点間を「フレッツ・VPN」で接続することによって、安全性の問題からこれまで難しかったネットワークを介した機密情報の共有や、各拠点に分散保管していた情報の一元管理、通信品質の問題から難しかった遠隔地との安定した画像共有などが可能となります。

フレッツ・VPNの概要図 フレッツ・VPNの概要図

通信品質、通信速度、常時接続性を保証するものではありません。

環境効果のアピールポイント

本サービスの導入により、機密情報の一元管理、大容量データの効率的な送受信が可能となることから物の移動に伴うCO2排出量の削減が期待されます。

また、情報を保管するサーバや、ルーター、ファイアウォール機能が集約、保守も効率化されることから、ICT機器や空調の利用、人の稼働に伴うCO2排出量の削減が期待されます。


評価モデル

フレッツ・VPNを利用されるお客さまの代表的な3つの利用シーンで評価しました。なおモデルとするお客さま企業の規模や拠点数は、フレッツ・VPNをご利用されている平均的なお客さまとしました。

(1)利用シーンA(機密情報の共有)

お客さまにおける拠点間の機密情報の共有を利用シーンとして評価を行いました。機密情報の共有は拠点2~nと拠点1の間で週に5回、1年間実施するとしました。

  1. 従来手段

    機密情報を記憶媒体に保管、これをセキュリティ宅配便で他拠点へ送ることで機密情報を共有します。
  2. フレッツ・VPN

    フレッツ・VPNを介して、機密情報を共有します。

(2)利用シーンB(遠隔監視)

お客さまにおける遠隔拠点の監視を利用シーンとして評価を行いました。拠点2~nの各拠点について、1時間に1回10分の監視を就業時間後の10時間、1年間毎日実施するとしました。

  1. 従来手段

    拠点2~nに警備員を各1人配置し、スマートフォンを用いて監視結果を拠点1の監視者へ報告します。
  2. フレッツ・VPN

    拠点2~nに監視カメラを各拠点4台設置し、拠点1の監視者がフレッツ・VPNを介してカメラの画像を見て監視します。

(3)利用シーンC(ICT設備の集約)

企業における情報を保管するサーバや、社外ネットワークへ接続するためのルーター・ファイアウォールなどのICT設備の集約を利用シーンとして評価を行いました。

  1. 従来手段

    1~nの拠点ごとにサーバを設置して情報を保管します。ルーターやファイアウォールを拠点ごとに設置し、各拠点から社外のネットワークへ接続します。拠点1にいる担当者が巡回して、各拠点に設置の機器の保守やセキュリティの確認を実施します。
  2. フレッツ・VPN

    拠点1にサーバとNASを設置して情報を一元保管します。ルーターやファイアウォールも拠点1に集約し、各拠点からはフレッツ・VPNを介してこれらにアクセスし、拠点1から社外ネットワーク接続します。拠点1にいる担当が、自拠点に設置されている機器の保守やセキュリティの確認を実施します。

評価モデル図 評価モデル図


評価対象と活動の関係

対象ライフサイクルステージ

〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕

※横スクロールできます

従来手段 フレッツ・VPN
ICT機器利用
NWインフラ利用
ソフトウェア利用
人移動
物移動
材料・エネルギー消費
物保管
人執務

人移動は「人執務」に伴って発生する通勤による人移動が含まれます。

評価結果

フレッツ・VPNの導入によって、従来手段と比較して1年あたり72%のCO2が削減される結果となりました。


「フレッツ・VPN」の1年間あたりのCO2排出量 「フレッツ・VPN」の1年間あたりのCO2排出量

従来手段のCO2排出量を100%として、それぞれの割合を表しています。