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インフラ点検サービス

概要

インフラ点検サービスは、橋梁や添架管路、鉄塔などのインフラ点検における安全性の向上、コスト削減など様々な課題をドローンで解決します。

図1 インフラ点検サービスの概要 図1 インフラ点検サービスの概要

環境効果のアピールポイント

  1. 点検のための特殊車両や船舶等が不要
    点検にドローンを用いることで、従来利用していた特殊車両や船舶等を利用する必要がなくなり、人が移動する際のCO2排出量が削減できます。
  2. 点検作業員の少数化
    点検にドローンを用いることで、従来よりも点検者が少なくすみます。また、交通整備等を行うための警備員などを配置する必要がなくなり人の稼働に伴うCO2排出量が削減できます。

評価モデル

年間約500橋の橋梁点検等にインフラ点検サービスを導入した場合と、インフラ点検サービスを導入せずに行った場合(従来手段)を比較しました。従来手段は、特殊車両や船舶・ボートを用いて点検を行うとした2パターンを想定しています。また、評価対象とする点検橋梁数や点検者等の人数は実際のサービス状況より求めました。

  1. 従来手段
  2. 特殊車両を用いた点検では、最寄りの事業所から現場まで特殊車両で移動し、点検もそのまま実施します。警備員は事業所から自動車で現場まで移動します。点検後は、点検票作成、DB化作業を行います。
  3. 船舶・ボートを用いた点検では、最寄りの事業所から現場まで自動車で移動します。点検時に船舶に乗り換えて点検を実施します。点検後は、点検票作成、DB化作業を行います。
  4. インフラ点検サービス
    インフラ点検サービスでは、最寄りの事業所から現場まで自動車で移動し、点検はカメラ搭載ドローンを利用して実施します。点検後は、画像分析、点検票作成を行います。ただし、DB化はAIが実施することとします。

図2 モデル図 図2 モデル図

評価対象と活動の関係

表1 評価対象・活動の関係

※横スクロールできます

従来手段 インフラ点検サービス
ICT機器利用
NWインフラ利用
ソフトウェア利用
人移動
物移動
材料・エネルギー消費
物保管
人執務

〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕

「人移動」には、「人執務」に伴って発生する通勤による移動が含まれています。

評価結果

「インフラ点検サービス」の利用によって、従来手段と比較して1年あたり69%のCO2排出量が削減される結果となりました。

「インフラ点検サービス」の1年間あたりのCO2排出量

従来手段のCO2排出量を100%としてそれぞれの割合を表しています。

図4 評価結果