検索パネルを開く 検索パネルを閉じる メニューを開く メニューを閉じる

LTEサービス

概要

LTEサービスは、NTTドコモが提供するモバイル通信サービスです。スマートフォン・携帯電話をはじめ、タブレット・PCなどのデータ通信にご利用いただくことができ、いつでも、どこでも、気軽に高音質で安定した通話(VoLTE)、メール、動画の閲覧やショッピングなど、さまざまなネットワークサービスを快適にご利用いただけます。

環境効果のアピールポイント

LTEサービスによって、時間と場所を選ばずに、さまざまなサービスが利用できますので、これまで人と会うためや、買い物のために必要であった移動が不要になり、移動に伴うCO2排出量の軽減が期待できます。また、スマートフォンなどの端末で直接、映像やドキュメントの閲覧ができるため、紙やCDなどのメディアが不要になることから、これらの製造や輸送に伴うCO2排出量の軽減も期待できます。

端末やネットワーク設備の利用に伴うCO2排出量に比べ、上記の軽減量がおおきいため、LTEサービスをご利用いただくことで、社会全体としてCO2排出量の削減が期待されます。

評価モデル

LTEサービス利用の大多数を占めるコンシューマユーザによるスマートフォンでの利用を対象とし、ユーザ1人あたり(スマートフォン1台、1回線)1年間の平均的な利用条件としました。

  1. ソリューション

    LTEサービスの利用シーンとして26の利用シーンを設定しました(図/表参照)。利用シーンの選定はユーザアンケートから行い、利用率が高いものを抽出しています。各利用シーンの利用頻度、利用1回あたりの時間はアンケートから求めました。
  2. 従来手段

    従来手段として、LTEサービスの利用シーンごとに、LTEサービスの代替手段を設定しました(図/表参照)。代替手段は、ユーザアンケートの結果から設定しています。ユーザによって代替方法が異なるため、LTEサービスの利用シーンに対して(「何もしない」も含めて)複数の代替手段が設定されています。
    利用頻度は、LTEサービスの各利用シーンと同じとし、利用1回あたりの時間や移動距離は、統計資料を元に設定しています。

LTEサービスの評価モデル図

従来手段の評価モデル図 LTEサービスの評価モデル図

LTEサービスの利用シーンと従来手段

※横スクロールできます

ICTサービス
(LTEサービスの利用シーン)
従来手段
(LTEサービスの代替手段)
1 通話 家の電話、公衆電話、直接会いに行く、何もしない
2 メール 家の電話、公衆電話、手紙、FAX、直接会いに行く、何もしない
3 音楽 CDなどを購入する、CDなどをレンタルする、テレビやラジオを視聴する、何もしない
4 画像(待受用・壁紙用) 何もしない
5 ゲーム ソフトを購入する、ソフトをレンタルする、ゲームセンターに行く、何もしない
6 芸能・スポーツニュース テレビやラジオを視聴する、本や雑誌を見る、新聞を見る、電車の中吊りで情報を得る、何もしない
7 検索・リンク集 図書館で調べる、家の書籍で調べる、本や雑誌を購入する、人に電話して聞く、人に会って聞く、何もしない
8 掲示版 地域掲示板を利用する、新聞や雑誌の交流コーナーを利用する、人に電話して聞く、人に会って聞く、何もしない
9 個人のホームページ 電話、手紙、人に会って話す、地域掲示板を利用する、何もしない
10 SNS 電話、手紙、人に会って話す、地域掲示板を利用する、何もしない
11 動画配信サイト(有料) テレビを見る、DVDなどを購入して見る、DVDなどをレンタルして見る、何もしない
12 動画配信・投稿・共有サイト(無料) テレビを見る、何もしない
13 グルメ・タウン情報 タウンページを見る、本や雑誌で情報を見る、テレビやラジオを視聴する、新聞を見る、何もしない
14 電子書籍、新聞、コミック(ケータイ小説を含む) 本や雑誌を購入する、図書館で借りる、まんが喫茶に行く、何もしない
15 携帯電話会社・メーカのサイト 何もしない
16 地図 人に聞く、紙の地図を購入する、何もしない
17 交通情報・時刻表 紙の時刻表、駅員に電話して聞く、何もしない
18 一般のニュース テレビやラジオを視聴する、新聞を見る、雑誌を見る、人に聞く、何もしない
19 天気予報 テレビやラジオを視聴する、新聞を見る、局番+117で聞く、何もしない
20 オンラインバンキング 銀行などの窓口に行く、ATMに行く、電話バンキング、何もしない
21 オンラインショッピング お店に買いに行く、電話で注文する、はがきで注文するなど(購入物による)
22 オークション フリーマーケットやバザー、リサイクルショップ、知人との売買(直接会う)、何もしない
23 懸賞・アンケート はがき、電話、何もしない
24 割引のクーポン チラシ、DM(ダイレクトメール)、情報誌やフリーペーパー、何もしない
25 株式・市況情報 テレビやラジオを視聴する、新聞を見る、街頭の電光掲示板を見に行く、証券会社の窓口に行く、証券会社に電話して聞く、何もしない
26 雑学・教養 通信教育(郵送でやりとりするもの)、学校などに通う、本や雑誌を購入する、図書館で借りる、何もしない

評価対象と活動の関係

対象ライフサイクルステージ

〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕

※横スクロールできます

従来手段 ソリューション
ICT機器利用
NWインフラ利用
ソフトウェア利用
人移動
物移動
材料・エネルギー消費
物保管
人執務

本サービスにおいて、ソフトウェアは汎用的かまたは多くのユーザで共用される。そのため1回線あたりのソフトウェア利用による環境負荷量は、十分小さくなることから評価対象外とした。

評価結果

LTEサービスと従来手段とのCO2排出量を比較評価した結果は、人の移動が軽減されることが主な要因となり、1回線あたり98.9%のCO2排出削減効果となりました。

LTEサービスの1年間あたりのCO2排出量 LTEサービスの1年間あたりのCO2排出量

従来手段のCO2排出量を100%として、それぞれの割合を表しています。