「NFW(NTT Framework)」はOSGi Alliance※1で策定されたOSGi※2の仕様に準拠したソフトウェアです。OSGiバンドルと呼ばれるJavaアプリケーションを動作させるフレームワークおよびログサービスなど、OSGiの標準のバンドルで構成されています。
ホームネットワーク上の機器制御や、ビル・工場で各種センサーからの情報収集など、お客さまの実現したいサービスアプリケーションをOSGiバンドルとしてHGW※3へ実装すれば、「NFW」が持つOSGiのフレームワークの機能によって、それらのバンドルを動的に追加、更新、削除することが可能となります。
1.OSGiの標準化を行っている非営利団体
2.JAVAモジュールの遠隔追加や更新などを実現するための基盤システム
3.OSホームゲートウェイ。光ファイバーなどの固定回線による通信サービスにおいて、公衆回線網と家庭内ネットワークの橋渡しを行なうネットワーク機器
NFWの概要
「NFW」の機能によって、機器制御に必要なバンドルをHGWへ自動的に追加、更新、削除することが可能となるため、たとえば、ある家庭で種類の異なる複数の家電(照明機器・エアコン・テレビなど)をホームネットワーク上で制御する際に、従来必要であった対象家電の個別制御機器※4が不要となります。
4.家電をネットワークに接続して制御するために必要な機器
1世帯あたり家電3種類の制御インターフェースを構築運用すること。
5.OSGi Service Aggregation Platform
NFWのモデル図
対象ライフサイクルステージ
〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕
※横スクロールできます
従来手段 | NFW | |
---|---|---|
ICT機器利用 | ○ | ○ |
NWインフラ利用 | ― | ○ |
ソフトウェア利用 | ― | ○ |
人移動 | ― | ― |
物移動 | ― | ― |
材料・エネルギー消費 | ― | ― |
物保管 | ― | ― |
人執務 | ― | ― |
「NFW」を利用して、家電3種類の制御インターフェースを構築し運用する場合と、従来手段を比較すると、1年間あたり37%のCO2排出量が削減される結果となりました。
NFWの1年間あたりのCO2排出量
従来手段のCO2排出量を100%として、それぞれの割合を表しています。
環境保護の取り組み