仮想化NI/SIソリューションは、仮想化を利用して、サーバなどの機器を統合することで台数を減らし、コンパクトなICTシステムを提供します。
仮想化NI/SIソリューションを利用することで、サーバの調達・保守コスト、スペースや利用電力など、TCO(Total Cost of Ownership)の削減が可能です。また、ハードウェアによらない柔軟なサーバシステムの構築、古い業務システムの延命ができるため、サーバ同士のリソースを柔軟に融通しあうことが可能になります。さらには、DR(Disaster Recovery)、BCP(Business Continuity Planning)など災害対策についても比較的容易、かつ安価でシンプルな構築が可能です。
仮想化NI/SIソリューションのメリット
メリット | 概要 |
---|---|
ランニングコストの削減 |
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イニシャルコストの削減 |
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即応性・拡張性・柔軟性の向上 |
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仮想化を利用して、サーバ、ストレージなどのICT機器を統合することで台数を削減します。
A、B、C町の約200人が遠隔サービスを受けられるシステムを構築し、1年間運用すること
(a)従来システム
従来システムは、A、B、C町の約200人が遠隔サービスを受けられるシステムを町ごとに構築し、運用します。利用するICT機器は、サーバ、ストレージ、管理用端末、ユーザ用端末、医師用端末、ファイアウォール、スイッチ、ルータとしました。また、ネットワークを利用し、町ごとのシステムの構築、保守、運用に係る時間を人執務として計上しました。
(b)ソリューション「仮想化NI/SIソリューション」
仮想化NI/SIソリューションでは、A、B、C町の約200人が遠隔サービスを受けられる3町統合システムを構築し、運用します。利用するICT機器は、サーバ、仮想化管理用サーバ、ストレージ、管理用端末、ユーザ用端末、医師用端末、ファイアウォール、スイッチ、ルータとしました。また、ネットワークを利用することとし、3町統合システムの構築、保守、運用に係る時間を人執務として計上しました。
評価モデル図
〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕
※横スクロールできます
従来システム | 仮想化NI/SIソリューション | |||||
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製造 | 使用 | 廃棄 | 製造 | 使用 | 廃棄 | |
ICT機器利用 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
NWインフラ利用 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ソフトウェア利用 | - | - | - | ○ | - | - |
人移動※ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
物移動 | - | - | - | - | - | - |
材料・エネルギー消費 | - | - | - | - | - | - |
物保管 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人執務 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
本評価での人移動は、人執務に伴う通勤に係るCO2排出量です。
仮想化NI/SIソリューションの導入によって、従来システムと比較して1年間あたり35%のCO2排出量が削減される結果となりました。
仮想化NI/SIソリューション導入前後のCO2排出量
※結果はCO2排出量を絶対値で算出した後、従来システムを100として相対値として表しています。
環境保護の取り組み