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高速映像トランスコーダ「VAT-100」

概要

テレビ局や映像プロダクションなどで長年にわたり蓄積されてきた大量のMPEG2形式の映像アーカイブは、貴重な財産であると同時に、ネットワーク配信の非効率さや保管コストなどの問題を抱えています。

VAT-100は、グリッドコンピューティングを駆使して実映像時間の1/2~1/5以下という驚異的なスピードで、MPEG2形式からH.264形式への変換を可能にした、最新の映像トランスコーダです。

環境効果のアピールポイント

(1)ICT機器利用およびネットワークインフラ利用の削減

高圧縮なH.264形式に変換することによってコンテンツの容量が小さくなるため、コンテンツを保管するためのストレージ台数が削減される他、配信する際のネットワークインフラの利用を削減することができます。

評価モデル

(1)機能単位

35万人のVODサービス利用者(以下、視聴者)に、それぞれ1ヵ月あたり2時間のビデオ映像を1年間配信すること。

(2)評価条件

(a)従来システム

MPEG-2形式の映像コンテンツを視聴者へ配信します。視聴者宅側の端末は、VOD視聴以外にも日常でテレビ視聴をしているものとします。

(b)ソリューション

VAT-100を用いてMPEG-2形式からH.264形式に変換したコンテンツを視聴者へ配信します。視聴者宅側の端末は、VOD視聴以外にも日常でテレビ視聴をしているものとします。

評価モデル図 評価モデル図

対象ライフサイクルステージ

本評価は、ライフサイクル全体(製造、使用、廃棄)を対象としています。範囲は下記のとおりです。

〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕

※横スクロールできます

従来システム 新システム
製造 使用 廃棄 製造 使用 廃棄
ICT機器利用
NWインフラ利用
ソフトウェア利用 - - - - -
人移動 - - -
物移動 - - - - - -
材料・エネルギー消費 - - - - - -
物保管 - - - - - -
人執務 - - -

表中の「人移動」は「人執務」に伴って発生する通勤による人移動です。

評価結果

VAT-100の導入によって、従来手段と比較して1年間あたり37%のCO2排出量が削減される結果となりました。

高速映像トランスコーダ「VAT-100」導入前後のCO2排出量 高速映像トランスコーダ「VAT-100」導入前後のCO2排出量
※結果はCO2排出量を絶対値で算出した後、従来手段を100とした相対値として表しています。