「小規模事業所向け仮想デスクトップソリューション」(以降、「仮想デスクトップソリューション」)は、PCの更新やデータ管理の稼働を減らしながら高いセキュリティーを実現する、オフィス改革ソリューションです。
仮想デスクトップソリューションは、仮想デスクトップ環境に必要なOSやソフトウェアがインストールされたサーバー(Cloudia)と手のひらサイズのクライアント端末(BSKeT)で構成されています。クライアント端末は記憶装置を持たず、サーバーからOSやアプリ、データを読み込んで使用するため、PC管理が簡単で、安全性やコストパフォーマンスにも優れています。
小規模事業所向け仮想デスクトップソリューションの概要
クライアント端末は一般的なPCと比較して消費電力が小さいため、電力の利用によるCO2排出量を削減することができます。また、OSなどのアップデート作業がサーバー側で一括して実施できるため、個人が端末ごとに行っていたアップデート作業が不要となり、人の稼働に伴って発生するCO2排出量も削減することができます。
オフィス内で10台の業務用端末を1年間利用すること。
(a)従来手段
業務用端末として一般的なデスクトップPC(HDDあり)10台を利用します。OSなどのアップデート作業は各端末の利用者がそれぞれ実施します。
(b)仮想デスクトップソリューション
「仮想デスクトップソリューション」を利用して、業務用端末としてサーバー1台とクライアント端末10台を利用します。OSなどのアップデート作業は、サーバーで一括して実施します。
小規模事業所向け仮想デスクトップソリューションの評価モデル図
対象ライフサイクルステージ
〔凡例 ○:評価対象、-:評価対象外〕
※横スクロールできます
従来手段 | 仮想デスクトップソリューション | |
---|---|---|
ICT機器利用 | ○ | ○ |
NWインフラ利用 | ○ | ○ |
ソフトウェア利用 | ― | ○ |
人移動 | ― | ― |
物移動 | ― | ― |
材料・エネルギー消費 | ― | ― |
物保管 | ― | ― |
人執務 | ○ | ○ |
「仮想デスクトップソリューション」を利用した場合と、従来手段を比較した場合に、1年間あたり24%のCO2排出量が削減される結果となりました。
※ 従来手段のCO2排出量を100%として、それぞれの割合を表しています。
小規模事業所向け仮想デスクトップソリューションの1年間あたりのCO2排出量
環境保護の取り組み