検索パネルを開く 検索パネルを閉じる メニューを開く メニューを閉じる

2024年2月22日

CMで話題のFEEL TECHも展示!6Gやメタバース、生成AIなど最新技術が集結した「docomo Open House'24」イベントレポート

1) 「docomo Open House'24」概要

画像:1) 「docomo Open House'24」概要

NTTドコモの先進技術を活用して実現する、社会への新たな提供価値を体感いただき、パートナーの皆さまとともに社会実装につなげていくことをめざす「docomo Open House」。今年度は「ハテナって未来をよくするヒントだ。」をキーメッセージに、6分野31展示を展開。それぞれの技術を開発する起点となった開発者の疑問を表現した「問いパネル」も展示し、お客さま一人一人に寄り添った視点から技術と未来への可能性を提起しました。

画像:1) 「docomo Open House'24」概要問いパネル

2) 本年の見どころ

画像:2) 本年の見どころ

「docomo Open House'24」は6分野、31展示から構成されており、先進技術やプロジェクトから厳選した、5G Evolution & 6G、コミュニケーション、都市デザイン、交通、生成 AI、メタバース・XR の6つのカテゴリに分類し展示。コミュニケーションカテゴリ展示では、動作・感覚・感情などを自然な形で共有する新たなコミュニケーションをめざす「人間拡張基盤®」の最新技術、生成AIではNTTドコモが持つビッグデータやAI技術と生成AIを掛け合わせることで、お客さま一人一人に最適化された安心・安全なAI接客サービスが体験できるイベントとなりました。

  • 生成AI AIの社会実装を考える
  • メタバース・XR 仮想と現実がともににぎわう社会
  • コミュニケーション 「つながり」は距離も時間も超えていく
  • 都市デザイン 未来を彩る魅力ある街づくり
  • 交通 快適でスマートな新しい移動体験
  • 5G Evolution & 6G 社会インフラとしての通信

3) 注目の展示一覧

(ア) FEEL TECH®※1‐人間拡張基盤®を用いた味覚の共有‐

画像:(ア) FEEL TECH®※1‐人間拡張基盤®を用いた味覚の共有‐

人が伝えたい想いや気持ちは、自覚している顕在意識だけであり、一般的に意識全体の10%程度と言われています。そこで人と人がより深くわかり合えるようなコミュニケーションをネットワークでサポートできないか、との発想からスタートしました。
 この技術は、味に関するデータを把握するセンシングデバイス、味覚の感度に対する個人差を推定し共有する「人間拡張基盤®」、味覚を再現するアクチュエーションデバイスの3つで構成し実現します。具体的には、伝えたい味をセンシングデバイスで分析数値化したものと、共有する相手および自分の味覚の感じ方を推定する約25項目のデータをもとに、自分の感じている味を相手が感じられるように「人間拡張基盤®」上で独自のアルゴリズムを用いて変換・データ化し、そのデータをもとに相手に伝えたい自分が感じている味をアクチュエーションデバイスで再現します。アクチベーションデバイスは、味の基本となる五味、甘味・塩味・旨味・酸味・苦味を味覚の標準液を用いて再現します。この3つの構成により、言葉ではうまく伝えられない味を「人間拡張基盤®」を通して相手に共有することが可能になります。
 この技術を使って、これまで視覚的・聴覚的な世界であったメタバース空間内のバーチャル体験や、映画やアニメのコンテンツでの活用が可能になります。作者が伝えたい味をコンテンツに活かせることで、よりリッチなコンテンツの提供の実現とユーザーは、これまでにない臨場感あふれる新しい体験が期待できます。
 暮らしを豊かにするために欠かせない感覚が味覚です。今後、この技術を感情の伝達やその他の五感の共有に拡張していくことで、多様性の享受やハラスメントなどの社会的課題の解決にも貢献していきます。
 今回は味覚をメインとした展示が行われましたが「FEEL TECH®」は他にも、モノに触れた時の触覚を共有する技術も有しており、医療や伝統工芸などの感覚を重視する技術への活用などが期待されています。

・【docomo Open House'24 出展/次世代コンテンツ】
世界初!6G時代の新しい価値を提供する「人間拡張基盤」に味覚を共有する技術を開発
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2023/12/21_00.html当該ページを別ウィンドウで開きます

(イ) AIと人間がシームレスに共存するメタコミュニケーション空間

画像:(イ) AIと人間がシームレスに共存するメタコミュニケーション空間 APN©ユキヲ・COMICメテオ/邪神ちゃんドロップキック世紀末編プロジェクト

メールやチャットなどが普及する一方で、相手の言葉を履き違えるなどのコミュニケーションミスが多くなり、また会話の間合いが感じられず味気なさを感じることも多くなりました。このような現状に対して、NTTドコモが開発するメタコミュニケーション空間「MetaMe」では、人がもっと感情を感じられるコミュニケーションの実現をめざしています。
 個人性を再現する「Another Me®」構成技術群(zero/few-shot音声合成、個人性再現対話、Another Me基盤など)と、人に寄り添い音声で対話を行うための技術群「LLM付加価値基盤」「音声DX基盤」「顧客理解技術」などを組み合わせることにより、ユーザーの価値観や傾向をAIが分析し、NPC(プレイヤーが操作しないキャラクター)がユーザーに寄り添う話し相手になることができます。
 この技術を使い、ユーザーと同じ価値観を持つ他ユーザーや、ユーザーと親和性が高いと予測されるコンテンツをマッチング。ファンコミュニティを作りたいと考えるアーティストやインフルエンサー、新たな顧客との出会いに期待するコンシューマー向け企業の利用を検討しています。
 さらに、NTTコノキューが提供する仮想空間プラットフォーム「DOOR」と「MetaMe」をつないでユーザーのIDを通じて行き来できる開発を進めています。
 また「docomo Open Houseʼ24」会場の併設ブースでは、音楽ライブやスポーツ観戦の盛り上がりをバーチャル空間で生み出す技術「超多人数接続技術による新時代のバーチャルイベント」の紹介も行われました。

画像:(イ) AIと人間がシームレスに共存するメタコミュニケーション空間 APN

・大規模言語モデルに個人の発話を効率よく再現させる個人性再現対話技術を開発
~NTT版LLM"tsuzumi"への適用により、本人のデジタル分身を低コストに生成可能~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/17/240117a.html

(ウ) コミュニケーションAIが実現するAI接客

画像:(ウ) コミュニケーションAIが実現するAI接客

NTTが研究開発したtsuzumi等のAI技術を組み合わせ、お客様の言葉はもちろん、感情や状況、属性といった言語外の情報も読み取りながら応対することで、お客様の行動をサポートするAI接客技術です。
 既存のチャットボットや応対AIでは、個人や状況に合わせた応対が実現できていないという課題がありました。さまざまなお客様の状況があるにも関わらず同じような回答をすることが多く、必ずしもお客様が満足する応対ができているとは言えません。
 このような課題の解決には、個人の感情や状況、属性を把握し、それを反映した応対を行う技術が必要です。そこで、お客様の感情を推定する「音声DX基盤」、お客様のニーズを理解する「CX分析技術 / docomo Sense」、お客様への応対を生成する「LLM付加価値基盤」を適用。お客様が不安を感じていると判断すれば、お客様に寄り添うような応対を、また映画やドラマが好きであると判断できるお客様へは動画サービスを紹介するなど、さまざまな応対が可能になります。
 この技術を利用し、お客様の感情に寄り添った応対、お客様の期待を超える提案、状況に合わせた柔軟な応対を実現することで、お客様の行動を的確にサポート。お客様との接点に課題を抱えるパートナー企業の事業貢献をめざします。

・大規模言語モデルに個人の発話を効率よく再現させる個人性再現対話技術を開発
~NTT版LLM"tsuzumi"への適用により、本人のデジタル分身を低コストに生成可能~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/17/240117a.html

(エ) アプリが病気を治療する時代へ、NTTドコモが取組むデジタル治療

画像:(エ) アプリが病気を治療する時代へ、NTTドコモが取組むデジタル治療

医師によって"処方"されたスマートフォンアプリを活用して、脂質異常症の患者の生活習慣を把握、個別かつリアルタイムに改善を促すことをめざす技術。これによって治療効果を高め、動脈性硬化疾患といった重篤な疾患の予防につながることが期待されます。
 脂質異常症の患者は国内で2,000万人いると推定されており、適切な治療を行うことで動脈性硬化疾患などの予防につながりますが、医師から患者への指導は数か月に1度の外来受診時のみに限定されるため、治療で重要となる生活習慣の改善が十分にサポートできないという課題に着目。
 このアプリには、使用者の過去の歩数、その日の天気、気分、予定などの行動パターンから、その日に歩けそうな歩数を予測し提示するというNTTが開発したAIによる歩行促進技術を採用。使用者は歩けそうな歩数を無理なく超えて歩くことで、自己効力感を高めながら運動習慣を身に付けます。その他にも食事に関する生活習慣の改善も支援することで、脂質異常症の指標となる中性脂肪やコレステロールの数値改善をめざし、症状の重症化予防による医療費の抑制が期待されます。

・脂質異常症患者の生活習慣改善を支援する 治療用アプリの試作版を開発
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/15/pdf/240115aa.pdf当該ページを別ウィンドウで開きます

(オ) 電波をつなげるEVリレー ~電気自動車の力で通信インフラを支える~

画像:(オ) 電波をつなげるEVリレー ~電気自動車の力で通信インフラを支える~

NTTドコモとNTT、日本カーソリューションズ株式会社の3社では、停電を伴う災害対策強化として、電気自動車を活用したモバイル基地局電源救済システムの研究開発に取り組んでいます。
 多くの災害が発生する日本国内において、災害時であっても基地局の電力を確保し、通信インフラを維持することは社会的にも重要な取り組みです。今後NTTドコモの社用車としても使用を見込んでいる電気自動車(EV)を、災害時にも活用できないかという発想が、このプロジェクトの出発点。
 停電が伴う災害が発生した際、普段は社用車として使用しているEVを停電が予測される基地局へ向かわせ、EVに蓄えた電力をEV充電機によって基地局へ移し、基地局の電力を維持するというもの。
 NTTが研究開発を進めている深層強化学習による巡回ルート生成技術で作成するAI配車計画と、日本カーソリューションズ株式会社がリアルタイムに収集したEVの位置情報や蓄電量、走行データなどで構成されています。
 この技術により従来のルート生成の課題であった計算時間を高速化する取組みも行われています。
 さらに今後は自治体と連携し、災害時の避難所への電力供給など、社外での活用も検討しています。

・電気自動車を活用した基地局電源救済システムの実証実験を開始~AI配車計画で停電時もスピーディーな給電で安心・安全な通信サービスを提供~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/01/12/240112a.html

※1FEEL TECH、MetaMe人間拡張基盤はNTTドコモの登録商標です。

※2Another Me、はNTTの登録商標です。

4) 関連リンク

docomo Open House'24
https://docomo-openhouse24.smktg.jp/public/application/add/32当該ページを別ウィンドウで開きます

NTT版大規模言語モデル「tsuzumi」
https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html当該ページを別ウィンドウで開きます

メタコミュニケーション「MetaMe」
https://official.metame.ne.jp/当該ページを別ウィンドウで開きます

触覚共有技術「フィールテック」
https://www.docomo.ne.jp/corporate/anatatodocomo/changesociety/07/当該ページを別ウィンドウで開きます