2015年9月 8日
東日本電信電話株式会社
株式会社廣済堂
株式会社東急文化村
日本電信電話株式会社
東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山村 雅之、以下「NTT 東日本」)、株式会社廣済堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:長代 厚生、以下「廣済堂」)は、株式会社東急文化村(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:西村 友伸、以下「東急文化村」)、および日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下「NTT」)の協力のもと、来館者サービスから業務用途まで幅広いICT利用シーンをラインナップした「ミュージアムICTショーケース」を2015年9月9日(水)から開催し、ミュージアム(美術館・博物館)でのICT活用のモデルケースとして皆さまに体験いただける機会を提供いたします。
地方創生や2020年に向けた訪日外国人対応等を背景に、本年5月、政府により「文化芸術の振興に関する基本的な方針※1」が策定され、ミュージアム業界においても更なる振興が期待される中、同業界においてICT技術が果たす役割は、今後更に大きくなっていくものと見込まれます。また、総務省では「全国的なWi-Fi環境の整備に向けた方策※2」が取りまとめられ、公共施設における無料Wi-Fi整備の機運が高まる一方、博物館での無料Wi-Fiの整備は、現状11%程度に留まっております。
※1平成27年5月22日 文化庁 報道発表資料「文化芸術の振興に関する基本的な方針(第4次基本方針)の閣議決定について」 ※2平成27年4月20日 総務省 地方のポテンシャルを引き出すテレワークやWi-Fi等の活用に関する研究会(第3回)このような背景のもと、NTT東日本と廣済堂は、東急文化村が運営する複合文化施設「Bunkamura」および、NTTが運営する博物館「NTT技術史料館」において、全館に光回線とWi-Fi環境を整備し、無料Wi-Fiインターネットに加え、貸し出しタブレットによる作品ガイドやクラウド型サイネージ、業務用インターネット環境など、幅広いICT活用シーンをラインナップした「ミュージアムICTショーケース」(以下、ショーケース)を開催し、ミュージアム関係者や一般来館者の皆さまに気軽に体験いただける機会を提供いたします。
また、NTT東日本と廣済堂は、ショーケース開催期間中、Bunkamuraにおいて、ミュージアム関係者向けのショーケース体験会を実施し、ICT活用のポイントや運用の工夫点などについて紹介する予定です。
(1)Bunkamura(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
2015年9月9日(水)~2015年12月7日(月)※3
※3Bunkamuraザ・ミュージアム「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展 開催期間中■来館者向けサービス(ミュージアムの新たな楽しみ方・外国人観光客対応)(別紙1)
Bunkamuraザ・ミュージアムは、幅広い世代のお客さまにご利用いただいていますが、特に、毎週金曜日、土曜日の夜間開館は、30~40代の方々からご好評をいただいています。ショーケース期間中にBunkamuraザ・ミュージアムにて開催される「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展では、この夜間開館の時間帯を活用して、新しいICTサービスに感度が高い方々に向け、タブレットガイドを提供します。※4
貸し出しタブレットで、テキスト&画像付きの音声ガイド、作品にまつわる館内限定コンテンツ等を視聴でき、作品をより深く身近に味わっていただけます。なお、貸し出しタブレットでは、ミュージアム内に設置されたビーコンにより、一部コーナーの館内限定コンテンツをお知らせする予定です。
※4タブレットガイドの貸出時間は、9月25日(金)~12月7日(月)の毎週金曜日、土曜日の18:00~21:00Bunkamura館内主要エリアで、来館者の端末(スマートフォン、タブレット端末等)からアクセスできる館内情報のポータルサイトを提供します。また、来館者が館内ポータルサイトだけでなく無料でインターネットに接続できるWi-Fi環境をご利用いただけます。
Bunkamura館内のショーケース特設コーナーに設置されたサイネージにおいて、「ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生」展の紹介動画や、館内ポータルサイト等の施設情報を案内します。また、災害時においては、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)対応の避難経路案内を表示します。
■業務利用(別紙1)
コンサートホール、劇場など、Bunkamuraの施設運営に関わるスタッフ向けに、業務で利用できるWi-Fi環境を提供します。
(2)NTT技術史料館(東京都武蔵野市緑町3-9-11)
2015年10月から常設予定
■来館者向けサービス(ミュージアムの新たな楽しみ方・外国人観光客対応)
NTT技術史料館では、周辺の自治体が主催するイベントとの連携や、夏休み体験型子ども科学教室の開催などにより、来館者数の拡大と多様化が進んでいます。
様々な世代の来館者が自由に展示を見て回りながら楽しく電気通信に関する理解を深められるよう、タブレットを貸し出しし、展示の解説映像等が視聴できるナビゲーションを提供します。
NTT技術史料館全館において、来館者が貸し出しタブレットからアクセスできる館内情報のポータルサイトを提供します。館内ポータルサイトでは、NTT技術史料館の概要やおすすめの見学コース、バスの時刻表、アンケートなどを提供します。
NTTでは2020年に向けて、海外を含めた様々な方々の状況・意図を理解し、スマートに働きかけ、新しい体験を提供できる技術の研究開発を進めています。それらのNTT研究所の最先端の研究成果と、NTT技術史料館のタブレットガイドを組み合わせたトライアルを、本年度内に実施予定です。
NTT東日本と廣済堂は、ショーケースの取り組みを通して、個人のスマートフォンでの作品ガイドや、多言語対応サービスへの拡張といったラインナップの充実を検討し、ミュージアムでのICT活用を様々な側面から支援することで、ミュージアムの更なる魅力向上に貢献してまいります。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
NTT東日本 ビジネス開発本部
第ニ部門SMBクラウド担当 長谷部、山本
TEL:03-5359-7975
NTT情報ネットワーク総合研究所
企画部 広報担当
TEL:0422-59-3663
E-mail:inlg-pr@lab.ntt.co.jp
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