2016年1月20日
日本電信電話株式会社
株式会社ドワンゴ
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)と、株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司、以下 ドワンゴ)は、2013年7月より開始した業務提携の取り組みとして、映像&ソーシャルサービスの高度化に関する技術開発を推進しています。
今回、新たな取り組みとして、来場者向けサービスの創造と、安全で効率的なイベント運営を目指し、1月30日・31日に開催されるゲームの祭典「闘会議2016」にて、ドワンゴが本日提供開始したスマートフォン用イベントアプリ「niconico event+」(以下 本アプリ)に搭載された混雑度マップによるアプリ利用者の回遊支援、ならびに人流予測による運営者の誘導支援に関する実証実験を行います。
「niconico event+」は、イベント会場で位置情報や混雑状況がわかったり、近くの来場者とコミュニケーションをとったりすることができるサービスで、闘会議2016のほか、ニコニコ超会議2016などでも提供する予定です。ドワンゴは、本アプリを同社が主催する様々なイベントへ適用し、ネットとリアルを連動させた新たなサービスを創造していくとともに、NTTは、本取り組みを通じて検証した技術を、2020年に向け、外国人観光客が大勢来日し混雑する大規模イベント等への展開をはじめとして、観光、交通、街づくり等の様々な分野でのより安全で、効率的な人流予測・誘導の実現に貢献していきます。
ドワンゴは、アプリ利用者の位置情報を活用することにより、ネットとリアルを連動させ、アプリ利用者にイベントをより楽しんでもらうためのサービスを提供します。位置情報の取得方法は、GPSの電波が届かない屋内でも測位可能なBLE(Bluetooth Low Energy)方式を採用しています。電波による測位ノウハウを保有するNTTの研究所と連携することで、運用性と測位精度の両立を実現しています。本アプリの機能やダウンロード方法等の詳細は、下記URL及びアプリ概要をご確認ください。
闘会議公式ホームページ内のアプリ説明:http://tokaigi.jp/2016/booth/niconico-event.html
NTTは、本アプリから参照できる形で混雑度マップを提供します。混雑度マップは、会場および会場周辺の混雑状況とアプリ利用者自身の現在地が反映されており※1、来場者の安全で、効率的な回遊を支援します(図1)。
NTTは、数分から数十分先の混雑状況の予測結果をイベント運営者であるドワンゴに提供することで、先行的な人流誘導の可能性を検証します。10分後にどのエリアが混雑するかを精度よく予測できれば、当該エリアが混雑する前に、人が流入しないように誘導する等により混雑が緩和できる可能性があります(図2)。予測には、NTTの研究所が開発した人流予測技術を用います。
図1:混雑度マップ
図2:人流予測(運営者向け表示例)
※1)ドワンゴは、アプリ利用者の同意のもと、混雑状況・現在地の測定、今後のより良いイベント運営等のために、NTTに対して位置情報等を提供します。尚、本アプリを通じてNTTが受領する情報に関するNTTのプライバシーポリシーは、下記URLをご確認下さい。本プライバシーポリシーは、本アプリの利用規約からも参照できます。
本プライバシーポリシー(スマートフォンからの閲覧推奨):
http://info.nicovideo.jp/nicoevent/rules/nttpolicy.html
【アプリ名】niconico event+(ニコニコイベントプラス)
【リリース日】2016年1月20日
【価格】無料
【対応端末】iOS8以上かつiPhone5以上 または Android4.3以上かつBluetooth4.0以上
【インストール方法】
iPhone:App Storeにて「niconico event+」で検索し、「入手」をタップ
Android:PlayStoreにて「niconico event+」で検索し、「インストール」をタップ
本件に関するお問い合わせ先
日本電信電話株式会社
サービスイノベーション総合研究所 企画部広報担当
046-859-2032
randd@lab.ntt.co.jp
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