2018年8月 7日
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:澤田 純、以下、NTT持株会社)は、グローバル市場における競争力の強化と収益性の向上に向けて、以下の取り組みを推進します。
2010年以降、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTTコミュニケーションズ)、Dimension Data Holdings plc(以下、Dimension Data)、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)、NTTセキュリティ株式会社(以下、NTTセキュリティ)の各グループを中心として各社のサービス提供力を強化するとともに、グループ間の連携を図ることで、NTTグループのグローバル事業は海外売上高約2兆2000億円規模に成長しました。
一方で、技術革新の急速な進展、それに伴うビジネスモデルの変革、様々なプレイヤーによる積極的な業容拡大、顧客のデジタルトランスフォーメーションニーズの高まりに伴い、グローバル競争環境が急速に変化しています。NTTグループとしても、グループ全体で新たな価値を創造し、グローバル市場でのプレゼンスを高めていく必要性が高まっています。
今秋までに、NTT持株会社傘下に新たにグローバル持株会社(※注1 会社名:NTT株式会社、代表取締役社長:澤田 純(NTT持株会社社長が社長を兼任))を創設し、NTTコミュニケーションズ、Dimension Data、NTTデータ、NTTセキュリティ、NTT Innovation Institute, Inc.(以下、NTTi3)をグローバル持株会社の傘下へ移管します。
これにあわせて、グローバルガバナンスを強化し、グローバル市場に精通した人材の知見や経験を迅速に同社のマネジメントに取り入れ、NTTグループ全体のグローバル市場における競争力強化と収益性の向上をめざします。さらに、来年夏を目途に、NTTコミュニケーションズ、Dimension Data、NTTセキュリティ、NTTi3の4社グループ(NTTデータグループを除く)の事業を海外と国内別に統合することを検討します。
NTTデータについては、現在の経営形態のままグループ各社と連携することとし、同社の上場(経営の独立性)やブランドを維持します。
グローバルイノベーションに資するファンド NTT Venture Capital, L.P.(※注2)を新たに創設し、グローバル市場で成長が見込めるテクノロジー領域を中心とした投資を活発化します。
あわせて、これまで獲得した海外の先進的な学術研究機関やベンチャーキャピタルコミュニティ等の人的ネットワークを活用し、グローバル市場でのR&Dの強化をさらに推進します。
(1)会社名: | NTT株式会社(英名:NTT, Inc.) |
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(2)所在地: | 日本(東京都) |
(3)代表者の役職・氏名: | 日本電信電話株式会社代表取締役社長の澤田純が、代表取締役社長、最高経営責任者(CEO, Chief Executive Officer)を兼任 |
(4)事業内容: | NTTグループにおけるグローバル事業のガバナンス及び戦略策定、施策推進等 |
(5)資本金: | 6,000億円(子会社移管後) |
(6)大株主及び持株比率: | 日本電信電話株式会社100% |
(7)従業員数: | 約16.3万人(子会社移管後の連結数値、現時点の推計値) |
(8)スケジュール: | 2018年秋までに創設 |
(1)ファンド名: | NTT Venture Capital, L.P. |
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(2)所在地: | 米国 |
(3)規模: | 最大500百万米ドル(予定) |
(4)投資方針: | グローバル市場で成長が見込めるテクノロジー領域を中心とした投資 |
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
日本電信電話株式会社
広報室
e-mail:ntt-cnr-ml@hco.ntt.co.jp
グローバル持株会社、ファンドに関するお問い合わせ先
日本電信電話株式会社
グローバルビジネス推進室
e-mail:ghco-ml@hco.ntt.co.jp
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