2019年3月18日
横浜市総務局行政・情報マネジメント課
日本電信電話株式会社
株式会社NTTデータ 株式会社クニエ
横浜市と日本電信電話株式会社(以下:NTT)、株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)、株式会社クニエ(以下:クニエ)は、2018年7月に締結した包括連携協定(注1)に基づき、「RPA(注2)の有効性検証に関する共同実験」を実施しました。
このたび、共同実験が終了し、結果報告書をとりまとめましたので公表します。
横浜市官民データ活用推進計画に掲げた「データやICTを活用した効率的・効果的な行政運営の推進」や、「働き方改革」、「長時間労働是正の取組」のひとつとして、市の実際の業務の一部にRPAを試験的に導入し、有効性を検証しました。
月報作成やデータの収集・入力など定型的な7業務の一部(事務作業)において、所管部署の職員がRPAソリューション「WinActor(ウィンアクター)(注3)」によりシナリオ(注4)を作成し、作業の自動化を試行しました。(試行実施期間:平成30年7月から平成31年3月まで)
参考 RPAの機能や動作のデモを紹介しています。(外部リンク)URL:https://winactor.com/
横浜市 | 実験フィールド及び市職員の実務に関する知識・経験等を提供 |
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NTT | 共同実験のマネジメント |
NTTデータ | RPAソリューション「WinActor」の提供、操作研修及び技術支援、その他RPAソリューション活用に係るさまざまなノウハウ(注5)やアイデアの提供・検証 |
クニエ | 対象業務の選定、効果検証、検証結果の分析及び報告書のとりまとめ、活用に係るさまざまなノウハウやアイデアの提供・検証 |
(1) | RPAを試験導入した事務で、平均84.9%、最大99.1%の作業時間削減効果(注6)を確認しました。 |
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(2) | 一方で、安定的な運用(作業手順が変更された場合の対応、市職員のICTスキルにばらつきがあるなど)や、効果的な活用 (RPA導入前の業務プロセス見直し、手書きの文字や数字のデジタル化など)にかかる課題を確認しました。 |
共同実験結果の詳細は報告書をご参照ください。以下のWebサイトでダウンロードできます。(外部リンク)
URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/gyosei/rpa/index.html
横浜市 | 今回の共同実験により、複数の事務作業で「WinActor」の導入から効果検証まで行った結果、RPAの有効性を確認することができました。一方で、導入における課題も確認できたことから、今後も、RPAの本格導入に向けた検証を進めます。 |
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NTT、NTTデータ、クニエ | 横浜市との包括連携協定に基づき、「働き方改革」などに資する取組を継続します。 |
本件に関するお問い合わせ先
■報道関係について
横浜市総務局しごと改革室行政・情報マネジメント課長
田中 敦 Tel:045-671-2112
日本電信電話株式会社 経営企画部門広報室
川野 Tel:03-5205-5550
株式会社NTTデータ 広報部
後藤 Tel:03-5546-8051
株式会社クニエ マーケティング部 広報担当
三宅 Tel:050-3852-7203
■共同実験及び製品等について
横浜市総務局しごと改革室行政・情報マネジメント課長
田中 敦 Tel:045-671-2112
日本電信電話株式会社 新ビジネス推進室 地域創生担当
永井 西村 Tel:03-6838-5741
株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部 第二営業担当
伊藤 浜口 Tel:050-5546-2448
株式会社クニエ CS事業本部GOV
笹原 Tel:03-3517-2292(代表)
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