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2021年5月21日

日本電信電話株式会社
株式会社NTTデータ
NTT Ltd.

NTTグループが北米最高峰のモーターレース「インディカー・シリーズ」の冠スポンサーを継続し、インディ500においてスマートソリューションを提供

NTTグループ、及びインディカー・シリーズが、インディ500においてファンの観戦体験と会場の安全性を向上

インディアナポリス発-2021年5月20日- 日本電信電話株式会社、株式会社NTTデータ、およびNTT Ltd.(以下、NTTグループ)は、インディカー・シリーズの冠スポンサーとしてインディカーとの複数年のパートナーシップの延長に合意しました。これにより、NTTグループは、現地時間2021年5月30日(日)に行われる第105回インディ500において、レース会場の内外での観戦体験を向上させるスマート化技術を提供します。昨年の同大会では、新型コロナウイルス感染拡大により開催が延期になった上、無観客での開催となりましたが、今年は、観客がより安心して観戦することが可能となるテクノロジーも提供します。また、会場内のファンはもちろん、世界中で観戦する多くのファンにレースを楽しんでいただけるサービスを提供します。

NTTグループは、Fortune 500企業、そしてグローバルなテクノロジー、ビジネスソリューションパートナーとして、2019年シーズンよりNTTインディカー・シリーズの冠スポンサーを務めており、今回のパートナーシップ締結により、引き続き公式テクノロジーパートナー(※1)としての役割も果たします。

インディカー・シリーズのオーナーであるPenske CorporationのRoger Penske創業者兼会長は、「NTTの世界最高水準の技術、イノベーションにより、インディカー・シリーズは次のレベルへと引き上げることができる。この2年間でNTTは、スマート化技術を通じてインディカーの効率的かつ効果的な運営に寄与してくれた。次世代のファンとの繋がりにより我々のスポーツが成長するにつれて、NTTは、我々のデジタルプラットフォームを通してより魅了する体験を創造することにより、新たな道へと導いてくれる。我々はNTTのインディカー・シリーズへの貢献に感謝しており、今後スポーツの未来に向けて共に前進していくことを楽しみにしている」と述べています。
 NTTは、今後もスマート化技術を活用して新たなファン体験の創出とスマートスポーツの実現に貢献していきます。今年のインディ500では、各種センサーから集められたデータに基づく魅力的なレース情報を様々なチャネルを通じてファンにリアルタイムで提供することで、会場内のファンだけではなく、自宅で観戦している世界中のファンに新しいデジタル体験を提供します。

NTT Ltd. AmericasのSimon Walsh社長は、「昨年のインディ500は、新型コロナウイルス感染拡大により無観客となりましたが、我々のテクノロジーを自宅にいるファンにレースを届けることに活用する、という新たなチャレンジを考える契機となりました。観戦体験を向上させることは、インディカーやNTTにとって世界中の次世代のインディカーファンの拡大のために非常に重要で、インディカーやPenske Corporationと協業することを非常に楽しみにしています。また、信頼できるパートナーとして彼らのDX(デジタルトランスフォーメーション)や彼らの目標の達成に向けた支援を行えることに感謝しております」と述べています。

NTT DATA ServicesのBob Pryor社長は、「これまで人々がスポーツに関わる方法に変革がもたらされてきました。NTTは、ファンがデジタルを通して繋がることができるような新たな方法の開発により、インディカーがそれら変革に順応することに貢献してきました。我々は、多くのファンにモータースポーツの楽しさを届け、観戦体験を向上させることに喜びを感じております。顧客のデジタルパートナーとして、NTTデータは、インディカーと共に成長し、レース会場の内外でファンのレース体験をより楽しいものにできることを誇りに思います」と述べています。

ファンの観戦体験をより良いものにするためのカギとなるのが、NTTのスマートソリューションです。NTTのソリューションは、会場のセキュリティ運用や安全監視等の安全対策を提供します。分散型プラットフォームを用いて、映像や音声をセンサーとマイクロデータセンターを通じて収集し、交通量、天候、ソーシャルメディアなどの過去のデータと統合し、AIを活用することで、来場者や車両の混雑状況の検知や予測をすることが可能となります。また、別のソリューションでは、AIを活用し、レース展開に応じた魅力的なレース情報を、複数のチャネルを通じてリアルタイムで提供することが可能となります。INDY500で提供するソリューションは以下の3つです。

NTT Smart Venue: カメラ映像と音声、入場ゲートの通行量情報を組み合わせ、AIを活用することで、現地のオペレーションチームに、会場の混雑状況、車両の混雑状況、会場におけるソーシャルディスタンスの状況のリアルタイムでの見える化と、今後の予測を提供します。これにより、データに基づき、最適にスタッフを配置することができ、会場のセキュリティ運用や安全監視等の安全対策を実現することが可能となります。また、スタッフは、モバイルPOSを利用して、チケットや駐車券の処理を行うことができます。世界最大のスポーツ会場であるインディアナポリス・モーター・スピードウェイの来場者に安全かつ利便性のある体験を提供することができます。

INDYCAR Data Experience:INDYCARモバイルアプリ当該ページを別ウィンドウで開きますやメディア・ウォール(「パゴダ・タワー」にある幅約30m、高画質LED大型スクリーン)などの複数のチャネルを通じて、これまで以上に多くのレースデータやドライバーデータ、各種センサーから集められたデータに基づくビジュアル化されたレース情報をファンに提供します。リアルタイムのリーダーボードや各マシンやトラック上に設置したセンサーから得られた多様なデータもファンは見ることができます。また、レース中の全マシンの状況、大活躍した選手、注目の直接対決、レースチームやピットストップでのパフォーマンスによる影響、グリーンフラッグ、イエローフラッグ、チェッカーフラッグなどの注目のレースイベントを見ることもできます。

INDYCARモバイルアプリ: NTTグループはINDYCARモバイルアプリを提供しており、ファンはこのアプリを通じてお気に入りのドライバーやチームが時速320km以上のスピードでコースを駆け抜ける様子を、バーチャルで一緒に楽しむことができます。また、車載用ライブカメラと新しいビデオフィードにより、ファンは一人称視点で最大5人のドライバーを見ることができます。さらに、ライブストリーミングや、INDYCAR Fantasy Challenge、eコマース体験も楽しむことができます。モバイルアプリの世界的な利用は拡大を続けており、レースイベントのライブ中継での利用も増え続けています。この無料アプリは、iOS App StoreまたはGoogle Playからダウンロードすることできます。

NTTグループのスマート化技術は、2018年の米国ラスベガス市の公共安全強化(※2)の取り組みに始まり、大学キャンパス内の交通状況分析、スポーツ会場におけるファンエクスペリエンス向上、複合商業施設の人流分析、公共交通機関での乗客の安全確保など、様々な分野で利用されています。NTTは、今後も顧客のための課題解決や事業拡大に向け、革新的な技術を開発、提供していきます。

※1:インディカー(INDYCAR)、インディカー・シリーズ(the IndyCar Series)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(Indianapolis Motor Speedway)、インディ500(the Indianapolis 500)、ブリックヤード400(the Brickyard 400 NASCAR race)を対象としたパートナーシップ。

※2:(報道発表)ラスベガス市におけるNTTグループのスマートシティの取り組み
https://group.ntt/jp/newsrelease/2018/12/08/181208a.html
NTTグループがラスベガス市とともに取り組んでいるスマートシティソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ND7SkgXiXIQ 当該ページを別ウィンドウで開きます

報道機関からのお問い合わせ先

日本電信電話株式会社
広報室 ntt-pr@ntt.com

株式会社NTTデータ
広報部 pr-support@kits.nttdata.co.jp

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