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2022年1月17日

島根県美郷町
日本電信電話株式会社
西日本電信電話株式会社

ビジネスチャットと地図情報システムの連携による、災害発生時の迅速な情報収集及び視える化に向けた実証実験の実施について

島根県美郷町(町長:嘉戸隆、以下美郷町)と日本電信電話株式会社(代表取締役社長:澤田純、以下NTT)及び西日本電信電話株式会社(代表取締役社長:小林充佳、以下NTT西日本)は、ビジネスチャットと地図情報システムの連携による、災害発生時の迅速な情報収集及び視える化に向けた実証実験を実施します。

1.背景・経緯

美郷町では、近年豪雨による江の川の氾濫などもあり、住民がより安心・安全に生活が出来るよう防災・減災の取り組みに力を入れております。
 災害発生時には、被害状況などを迅速に把握し、住民や関係機関に情報発信することが重要となるため、美郷町ではこれまで、全職員からメールや電話、ビジネスチャットなど様々な連絡手段を通じて情報を収集してきました。収集した情報は、道路封鎖や、復旧対応、被災状況の住民周知などの災害対応に活用してきましたが、集まる情報が多くなるにつれ、それぞれのツールで収集した情報の精査に時間を要するようになり、より迅速な災害対応に向けて、効率的な情報収集の手段を検討していました。
 美郷町とNTT西日本 島根支店は2020年12月に「ICTを活用した地域活性化に関する連携協定」を締結※1し様々な地域課題の解決に取り組んでおり、NTTグループが持つICTとノウハウを活かし、災害対応に活用する実証実験を行うこととなりました。

2.実証内容

今回の実証では、職員間の連絡手段をNTT西日本グループが提供するビジネスチャットツール「elgana」※2に統一し、質問事項をあらかじめ設定したbot(作業を自動化するプログラム)を活用することで情報の精度を高め、あわせて地図情報システム※3を用いることで、収集した情報を現場写真などとともに地図上に自動で表示するシステムを構築します。
 美郷町の災害本部では、リアルタイムで反映される災害情報を地図上で確認し、災害対応を行うことで、システムの有用性や改善点などの検証を実施します。
 なお、本実証は、NTT西日本グループが提供する地域創生クラウド(鳥取リージョン)に設置し、よりセキュアな環境で運用します。

【実証内容イメージ】

ビジネスチャットelganaで投入した情報を地図情報システムにリアルタイムに反映 ビジネスチャットelganaで投入した情報を地図情報システムにリアルタイムに反映

実証時期 2022年1月中旬~2022年2月下旬(予定)

実施場所 島根県美郷町内

3.各社・自治体の役割

(1)美郷町

・実証フィールドの提供、職員による災害対策訓練の実施

(2)NTT

・ビジネスチャットと地図情報システムを連携させたトライアルのノウハウ提供

(3)NTT西日本

・実証実験の全体調整、実証環境の構築

4.今後の展望

災害時などの迅速な情報収集が求められる場面における有効な情報収集ツールとして、ビジネスチャットと地図情報システムを連携させたサービスの検討を進めるとともに、地図上に様々な情報を表示する、新たな活用方法についても模索していきます。

※1報道発表・・・ICTを活用した地域活性化に関する連携協定の締結について
https://www.ntt-west.co.jp/newscms/shimane/9950/20201217.pdf当該ページを別ウィンドウで開きます

※2elgana・・・利用者や利用端末の管理機能によるセキュリティへの配慮や国内データセンターでのセキュアな運用など、ビジネスでの利用に適した、次世代の働き方をサポートするビジネスチャット。https://elgana.jp/当該ページを別ウィンドウで開きます

※3地図情報システム・・・設備情報や図面等のデータを地図上で蓄積・保存でき、管理業務効率化への活用や、災害情報を重ねて表示することで状況把握等の災害対応業務に活用できるシステム。今回の実証実験では、エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社が提供するシステムを利用します。

本件に関するお問い合わせ先

美郷町 情報・未来技術戦略課
TEL:0855-74-3000

日本電信電話株式会社 広報室
ntt-pr@ntt.com

西日本電信電話株式会社
島根支店 事業推進室
TEL:0852-67-3008

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