2022年3月 2日
NTTグループ
Ilitch Sports+Entertainment
Innovation Institute for Fan Experience
2022年3月2日 デトロイト発 ― NTTグループ (日本電信電話株式会社、NTT DATA Services、NTT Ltd)およびIlitch Sports+Entertainment (IS+E) はInnovation Institute for Fan Experience (IIFX) とのパートナーシップの下、イベント会場の混雑状況をリアルタイムに把握・分析するスマートソリューションを米デトロイトに所在するリトル・シーザーズ・アリーナにおいて試験提供をすることに合意しました。NTTグループは、IIFXが主催するコンソーシアム、"Xperience"のプロジェクトリーダーとして、コンソーシアムメンバー(Axis Communications、Johnson Controls等)と共同で取り組むことにより、イベント来場者に対する安心安全な環境づくりをサポートします。
今回提供するソリューションは、施設内ゲートに設置するカメラ及び入場チケットの改札データを活用し、混雑状況の把握・分析を行い、施設管理の効率化および来場者へのリアルタイムな情報提供を行います。具体的には、施設内2か所の主要なゲートに合計4台のAXIS M 5525-Eネットワークカメラを設置し、北西ゲートに2台、南東ゲートに2台それぞれ配置されるカメラから収集する映像をスマートソリューションが解析することで、各ゲートのリアルタイムの待ち行列状況を把握します。また、入場チケットのスキャンデータを活用し、待ち時間を予測します。この分析結果はウェブベースの管理ダッシュボードに出力され、施設側に一元的に提供されます。これにより、施設側の運営事務局は現場状況のリアルタイムな把握を通じ、混雑回避に向けた来場者誘導、スタッフ手配などスムーズな施設運営が可能になります。
米国における最高レベルの安全基準認定を既に受けており、新たな業界の課題に対応する最先端技術が導入されるリトル・シーザーズ・アリーナは世界的なエンターテイメントの本拠地としてますます発展していくと期待されます。
NTTの島田明代表取締役副社長 副社長執行役員は、「NTTは、スポーツ&メディアエンターテインメント業界のデジタル変革をリードしています。今回、米国で有数のエンターテイメント施設であるリトル・シーザーズ・アリーナにおいて、IS+EおよびIIFXと協業できることを大変光栄に思います。今後の協業機会のさらなる拡大を楽しみにしています。」と述べています。
IIFXのディレクター兼創設者であるLou Marciani氏は、「NTTはスマートテクノロジーの世界的リーダーです。"Xperience"コンソーシアムのメンバーであるNTTは、当社の新しい取組みである"Living Lab"コンソーシアムの枠組みづくりにも貢献しています。」と述べています。
また、IS+EのRichard Fentonコーポレートセキュリティ&セーフティ担当副社長は、「リトル・シーザーズ・アリーナでの来場者と安心安全の体験を向上させるためにNTTと提携できることを嬉しく思います。ファンや社員の安全を確保することは当社の最優先事項であり、進化する技術を取り入れることはそのプロセスの重要な部分です。」と述べています。
NTTグループのスマート化技術は、2018年の米国ラスベガス市の公共安全強化※の取り組みに始まり、大学キャンパス内の交通状況分析、スポーツ会場におけるファン体験向上、複合商業施設の人流分析、公共交通機関での乗客の安全確保など、様々な分野で利用されています。
NTTは、今後もスマートな技術で世界中の組織が直面する新たな課題に対応し、地域の経済発展に貢献していきます。
※(報道発表)ラスベガス市におけるNTTグループのスマートシティの取り組み
https://group.ntt/jp/newsrelease/2018/12/08/181208a.html
NTTグループがラスベガス市とともに取り組んでいるスマートシティソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ND7SkgXiXIQ
本件に関するお問合せ
日本電信電話株式会社
広報室
E-mail: ntt-pr@ntt.com
ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
NTTとともに未来を考えるWEBメディアです。