NTTが考える持続可能な社会~Self as We~
現代の社会では、グローバルとローカル、環境や疫病などと経済、人権問題に見られる権利と義務、デジタル化の光と影など、現在だけではなく、未来にも存在するような二元論では捉えられない相反する事象が同時に存在しています。
また、ひとつの事実は見る主体によって異なる現実や意味を持ち得る中で、情報化の進展により、多様な価値観が溢れています。
こうした中、背反する概念・事象を包摂し多様な価値観を認め合うパラコンシステントな社会を実現していくことが、持続可能な社会につながると考えます。
Self as We、日本語では「われわれとしての自己」と表現します。「Self as We」は、チームなどで何らかの行為を共にする人々や、道具や環境などのあらゆる事物からなるシステム(「われわれ」)を一つの自己と捉え、その中の「わたし」は、そのほかの人や物と同じく、「われわれ」から行為の一部を委ねられている存在とする考え方です。
Self as Weは「自分だけではなく、他の方の幸せも同時に考え」、「自己」を従来の独立した個人としてイメージするのではなく、「われわれ」の中の一員でありつつ、自律した「わたし」をイメージするような自己観を説明することができます。例えば、ある個人が「チームの成功・失敗も自分事のように感じられる」というような感覚を抱くことがSelf as Weを感じている状況といえます。自分だけではなく、他の幸せも同時実現する、利他的共存の精神を指します。
NTTグループのサステナビリティは「Self as We」の考えに基づき、「自然(地球)」との共生、「文化(集団・社会~国)」の共栄、「Well-being(幸せ)」の最大化を、3つのテーマとして設定しています。
さらに3つのテーマに対して、9つのチャレンジ、18のアクティビティを設定し、こうした取組みを積極的に推進していくことにより、持続可能な社会の実現に向け貢献していきます。
サステナビリティ
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