2016年5月31日
NTTの研究所では、2月に提唱した将来のアクセスネットワーク技術開発に関するコンセプト「新アクセスシステムアーキテクチャ(FASA※1)」を具現化するため、ホワイトペーパーを公開し、FASA仕様策定に協力してくださるパートナーを募集いたします。
ホワイトペーパーでは、FASAを実現するために必要な装置アーキテクチャおよび国内外のパートナーと共通的に使用できるAPI※2仕様などについて、NTT研究所からの提案をまとめました。今後、これらの仕様を、パートナーとの協調活動によってブラッシュアップしてまいります。
FASA(ファーサ)では、従来のアクセスネットワーク装置のような専用装置を用いるのではなく、「アクセス装置を構成する機能を徹底的に部品化し、それらを自由に組み合わせる」という考え方のもと、サービス品質を維持しながら、新たに必要な機能をサービス要件に応じて柔軟に、かつ経済的に組み込むことを目指しています。
こうしたアクセス装置に必要な機能を柔軟に組み込むための装置アーキテクチャおよびAPIについて検討を進めております。
FASA仕様策定にあたり、ビジョンを共有するさまざまなパートナーと共通的に使用できるAPIの普及促進を図るためには、パートナーとの協調活動が不可欠です。6月以降、ご協力いただくパートナーと、FASAのユースケースの検討、キャリアグレードの要求条件および装置仕様の検討、試作、PoC・デモに取り組んでまいります。また、2017年2月ごろに、協調活動を経てブラッシュアップしたAPI仕様などを確定版として、ご協力いただいたパートナーとの連名で公開します。
FASAでは、ホワイトペーパーに基づいて仕様検討などに協力してくださるパートナーを募集します。
パートナーにご協力いただきたい項目
ご協力いただける方は、FASAのホームページからお問い合わせください。
○
FASAホームページ
※1FASA(ファーサ):Flexible Access System Architecture
「将来アクセスシステムの新コンセプトFASAを提唱」 (NTTニュースリリース 2016年2月8日)
※2API:Application Programming Interface
部品間で情報をやりとりするためのインタフェース仕様
本件に関するお問合せ先
日本電信電話株式会社
情報ネットワーク総合研究所 企画部 広報担当
TEL:0422-59-3663
E-mail:inlg-pr@lab.ntt.co.jp
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