2019年11月29日
NTT情報ネットワーク総合研究所は、米国のネットワーク技術標準化団体MEFが主催する「MEF 3.0 Proof of Concept Showcase」において、NTTコミュニケーションズ株式会社、一般社団法人沖縄オープンラボラトリと共同で取り組んでまいりました「5G xHaul Sharing Slices with LSO Orchestration」が、「Network Slicing Implementation 2019 Award」を受賞いたしました。
「Network Slicing Implementation 2019 Award」は、最も優秀なネットワークスライス技術の実用化を行った事業者に贈られる賞であり、NTT情報ネットワーク総合研究所がパートナーと共同発表した「5G xHaul Sharing Slices with LSO Orchestration」において、複数事業者間でのネットワークスライスを活用した相互接続とオーケストレータ間連携による自動制御が評価されました。
本成果は、5Gのトランスポート・ネットワークとして必要となるアクセス回線(xHaul※1)をマルチレイヤSDN制御技術※2とジッター制御技術※3を用いてMFH/MMH/MBHの要件に必要な低遅延性とスライスごとのリソース分割の実現、オープンパケット転送システム(MSF※4/Beluganos※5)によるデータセンタ内のネットワークの動的な制御、異なる技術で管理されたさまざまな種別のパスを接続・監視するスライス・ゲートウェイ※6により、トランスポート・ネットワークのスライスを実現しています。また、MEF仕様※7を用いることにより、事業者を跨る環境においてもEnd-to-Endのスライス提供を実現しています。ローカル5Gなどの活用により、5G技術は通信事業者に加えて企業や自治体での利用が見込まれています。本成果を用いることで、オンデマンドで5Gのトランスポート・ネットワークを提供し、効率的にネットワークを構築することができます。
NTT情報ネットワーク総合研究所は、引き続き、5Gのトランスポート・ネットワークおよび将来のネットワーク技術に関する研究開発に取り組んでまいります。
トピックスに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
NTTとともに未来を考えるWEBメディアです。