2021年11月18日
NTT社会情報研究所は東京女子大学との共同研究において、2021年1月には日本国内を対象とした「コロナ禍における情報行動調査」、2021年3月には世界29カ国を対象とした「コロナ禍における情報行動と意識に関する世界29カ国調査」をそれぞれ実施しました。
これらの調査は新型コロナウイルス感染拡大から1年を経た状況下で、人々の情報行動の実態を把握するために行いました。NTTは、利用者が機微データの活用に対して持つ意識を明らかにすることを目的に、機微なパーソナルデータ活用の1つの事例としてコロナ禍における陽性者のデータ活用に着目し、その意識調査と分析を担当しました。
この度、前者の国内調査について、丸善出版より11月8日に下記電子書籍を出版しました。
本国内調査では、NTTは接触確認アプリの利用状況や陽性者の移動データの共有などについての調査・分析を担当しました。接触確認アプリに実際には位置情報取得機能は実装されていないも拘わらず、「位置情報が取得されないか不安」と感じている人が多い(28.5%)ことなどが明らかになりました。
『コロナ禍の行動とメディアの影響 2021年1月』
橋元 良明(東京女子大学) 著
大野 志郎(駿河台大学) 著
天野 美穂子(東京家政大学) 著
堀川 裕介(早稲田大学) 著
篠田 詩織(NTT社会情報研究所) 著
丸善出版
2,200円
2021年11月8日
9784621306628
kindle: https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B09L7PD96K/
kobo: https://books.rakuten.co.jp/rk/b0ed0e395f2e3472b4f38c970e32e508/
honto: https://honto.jp/ebook/pd_31315936.html/
Maruzen ebook library: https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000109138/
knowledge worker: https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034040789
後者の国際比較調査については、調査結果をより多くの人に活用して頂きたく、単純集計結果をNTT R&D Websiteにて公開しております。
本国際調査では、NTTは接触確認アプリの利用状況や感染事実の他者への共有などについての調査・分析を担当しました。
URL:
https://www.rd.ntt/research/SIL20210901.html
2021.3実施の「コロナ禍における情報行動と意識に関する世界29カ国調査」データ公開
今回、機微なパーソナルデータ活用の1つの事例として、コロナ禍における陽性者のデータに着目し、その意識調査を行いました。今後も、パーソナルデータの活用に対するユーザの理解と受容性を高め、データから得られた価値を社会に還元すべく、引き続き研究開発を行ってまいります。
また、ぜひこれらの調査結果を、日本国内・世界各国の人々のコロナ禍におけるメディア接触行動やプライバシー意識・行動の実態把握、および今後のパーソナルデータ活用施策や感染症対策施策の立案などに参考にしていただければ幸いです。
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