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2022年3月 1日

受賞・表彰

超高速400Gオプティカルネットワークシステムの開発と実用化に貢献した3名が第67回前島密賞を受賞

日本電信電話株式会社 IOWN総合イノベーションセンタ ネットワークイノベーションセンタの前田英樹、島崎大作、日本電信電話株式会社 先端技術総合研究所 未来ねっと研究所の中村政則が第67回前島密賞の受賞者に選ばれました。

前田氏、島崎氏、中村氏は、通信トラフィック量が急増している基幹系光ネットワークにおいて、400G光伝送技術、ハイパワー分布ラマン増幅技術及びディスアグリゲーション構成による他システムとの波長直接接続技術を確立することで、経済的かつ大容量な世界最高性能の超高速・長距離光ネットワークシステムの開発・実用化に多大な貢献をしたことが評価されました。

前田氏は、開発統括プロジェクトマネージャとして、3つの要素技術の提案、開発全体進捗管理を担当し、通信トラヒックが急増する日本の情報通信システムの大容量化、経済化に貢献しました。さらに、実フィールド環境において1波長当たり400Gbit/sで2,000kmの伝送に成功し、世界最高性能であることを実証したことが評価されました。

島崎氏は、システム仕様検討、システム設計、システム検証のマネージャとして、3つの技術の検証・評価、システム検証進捗管理を担当し、商用でのフィージビリティ確認ならびに品質向上に大きく貢献したことが評価されました。

中村氏は、大容量・長距離光伝送システム実現のキーデバイスであるデジタルコヒーレント信号処理回路(DSP)を高機能化し、システムにて最適な伝送特性の補償が可能となるように設計し、光送受信性能を最大化する技術を確立したことが評価されました。

前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信および放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈される賞です。

【受賞業績】

超高速400Gオプティカルネットワークシステムの開発と実用化

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