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2022年3月 1日

受賞・表彰

高効率Wi-Fi技術の確立および国立競技場等における実証に貢献した2名が第67回前島密賞を受賞

日本電信電話株式会社 情報ネットワーク総合研究所 アクセスサービスシステム研究所の鷹取泰司、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム㈱の吉田英邦が第67回前島密賞の受賞者に選ばれました。

鷹取氏、吉田氏は、周波数帯が限られている無線LANにおいて、他システム干渉評価技術や高効率Wi-Fi 技術を確立するとともに、電波法規則の改定などの標準化及び制度化に貢献した。周波数利用効率が2倍以上に改善されることを実証し、限られている周波数の有効利用に多大な貢献をしたことが評価されました。

鷹取氏は、高効率Wi-Fi 技術開発の推進において数多くの特許出願や標準化推進に関わり、中心的な役割を果たしました。また、全世界共通の規則として屋外開放を実現する形でのWRC-19 でのITU の無線通信規則(RR)の改定に成功し、5.2GHz 帯の周波数が屋外Wi-Fi 環境で利用可能としたことが評価されました。

吉田氏は、極めて電波環境の厳しい多くの施設で、高効率Wi-Fi 技術の検証およびそれを利用したシステム展開を進めました。特に、国立競技場の無線LAN 構築にあたり、5.2GHz 帯無線LAN の屋外設置を利用した国内初となるスタジアムWi-Fi の実現に貢献しました。

前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、昭和30年(1955年)に設けられ、情報通信および放送の進歩発展に著しい功績のあった方々に贈呈される賞です。

【受賞業績】

高効率Wi-Fi技術の確立および国立競技場等における実証

【参考】

鷹取泰司上席特別研究員の紹介
https://www.rd.ntt/organization/researcher/superior/s_029.html当該ページを別ウィンドウで開きます

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