2022年3月25日
2022年3月28~30日にバーチャル形式で開催される、AI・機械学習分野の難関国際会議AISTATS(International Conference on Artificial Intelligence and Statistics)2022にて、NTTコミュニケーション科学基礎研究所より投稿された2件の論文が採択されました。うち1件はOral発表論文(投稿総数:1685件、総採択数:492件(採択率29%)、Oral発表採択数:44件(採択率2.6%))に選ばれました。
採択論文は以下の2件となります。なお、このうち(*)の論文はOral発表論文として、3月28日(協定世界時)にオンラインで発表されます。
■ Nonparametric Relational Models with Superrectangulation(*)
中野 允裕 研究主任、錦見 亮 研究員、藤原 靖宏 特別研究員、木村 昭悟 グループリーダ、
山田 武士 所長、上田 修功 フェロー
行列のあらゆる長方形分割クラスタリングを一挙に表す超長方形分割の概念を新たに創出し、その超長方形分割を用いた機械学習技術として、ネットワークやグラフを含む関係データの中から、あらゆる長方形分割クラスタリングを抽出し得るデータ解析手法を実現しました。
■ Predictive variational Bayesian inference as risk-seeking optimization
二見 太 研究員、岩田 具治 特別研究員、上田 修功 フェロー、
佐藤 一誠 東京大学、杉山 将 東京大学/理化学研究所
ベイズ学習において事後予測分布を近似的に推定する予測変分推論について、世界に先駆けて厳密な理論解析を行いました。またこれまで教師あり学習に限られていた予測変分推論を教師なし学習の設定に拡張し、隠れ変数モデルで優れた性能を得ることを確認しました。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所は引き続き、人間と情報の本質に迫る基礎理論の構築と社会に変革をもたらす革新技術の創出をめざした基礎研究を推進します。
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