2022年4月 8日
超高速400Gオプティカルネットワークシステムの開発を率いたNTT IOWN総合イノベーションセンタ ネットワークイノベーションセンタの前田英樹主幹研究員(開発当時)、川崎岳主任研究員(開発当時)が、令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰の科学技術賞の受賞者に選ばれました。
前田英樹主幹研究員
川崎岳主任研究員
前田氏、川崎氏らは400G光伝送技術、ハイパワー分布ラマン増幅技術、ディスアグリゲーション構成による他システムとのλ接続技術を確立し、世界最高性能の超高速・長距離ネットワークシステム開発に成功しました。本開発により、従来の4倍となる1 波長当たり400Gbit/s、ならびにOTUCnフレーミング技術を確立し2サブキャリア200Gbit/sでの400Gマルチキャリア光伝送を実現しました。ハイパワー分布ラマン増幅技術では、従来よりも約2倍の長距離光伝送が可能となりました。λ接続技術では、最適な装置構成を取ることが可能かつ従来必要だった電気インタフェース相互接続が不要となりました。本成果は、ビット当たりの装置コストを従来の約60%削減、ならびに消費電力を従来比で約75%低減し情報通信システムの大容量化、経済化、省電力化に寄与した点が評価されました。
<科学技術賞>超高速400Gオプティカルネットワークシステムの開発
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