2022年11月 7日
2022年11月7~11日に米国ロサンゼルスで開催される、セキュリティの難関国際会議ACM CCS 2022(The 29th ACM Conference on Computer and Communications Security)にて、NTT社会情報研究所より投稿された3件の論文が採択されました。採択論文は以下の通りです。
佐々木 悠 特別研究員、安田 幹 グループリーダ、内藤 祐介 三菱電機、菅原 健 電通通信大学
広く使われているブロック暗号のクラスに対し、従来よりも厳密な安全性評価を可能とする理論を構築し、また安全性が向上する手法も同時に提唱することで、現在移行中のトリプルDES暗号に関して新しい知見を与えました。
伊東 燦 研究員、上野 嶺 東北大学、本間 尚文 東北大学
マスキング実装された暗号アルゴリズムに対するサイドチャネル攻撃の成功確率の上界を、従来よりも拡張されたモデルにおいて導出し、この定理を用いて、マスキング実装の安全性を実用的な条件下で証明しました。
濱田 浩気 主任研究員、五十嵐 大 主任研究員、菊池 亮 主任研究員、高橋 克巳 主席研究員、富田 潤一 研究員、Gilad Asharov Bar-Ilan University、Ariel Nof Technion、Benny Pinkas Bar-Ilan University
データを暗号化したまま分析できる秘密計算において、最も重要なデータ処理機能の一つであるソートについて高速な方法を実現することで、秘密計算の応用先を更に拡大する新たな結果を得ました。
NTT社会情報研究所は引き続き、暗号技術の研究開発を通じて、安心・安全なサービスの実現に貢献してまいります。
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