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2022年11月22日

受賞・表彰

鈴木泰成研究員がInnovators Under 35 Japanを受賞

サービスイノベーション総合研究所 コンピュータ&データサイエンス研究所の鈴木泰成研究員が2022年度のInnovators Under 35 Japanの受賞者に選ばれました。弊所からの受賞は2年連続となる快挙であり、昨年度は量子コンピューターの新たな理論の開拓者、今年度は量子コンピューターの実用化に向けたソフトウェア、アーキテクチャー開発の先駆者という、いずれも世界の量子コンピューター分野の最先端研究をリードするNTTの研究者としての活動が評価された受賞となりました。

鈴木研究員

鈴木研究員は量子コンピューターの研究分野において、以下のような世界的に注目される重要な取組みを進め顕著な成果をあげており、これらが評価されました。

  • 量子コンピューターの超高速シミュレーターを開発。世界中の量子アルゴリズムの開発者に利用されている。
  • 大規模量子コンピューター開発において、集積化された量子ビットを演算装置として抽象化し制御するシステムを開発。超伝導量子ビットの集積化を目指す国家プロジェクトにおいて、大規模デバイス制御の基盤として利用されている
  • 量子コンピューターを制御するプロセッサーの設計、実装。エラー耐性のある高速な量子演算を実行するアーキテクチャーを実装レベルに具体化し、速度や性能を評価する基盤を構築。

「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワードです。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る、独創的で才能ある35才未満の若きイノベーターの発掘を目的とし、過去にはGoogle共同創業者のセルゲイ・ブリン氏、Facebook共同創業者兼会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏も受賞するなど、国際的に権威あるアワードとして高く評価されています。
 『Innovators Under 35 Japan』はその日本版にあたり、今年で3回目の開催となります。本年度は「コンピューター/電子機器」、「ソフトウェア」、「輸送(宇宙開発)」、「インターネット」、「AI/ロボット工学」、「通信」、「エネルギー/持続可能性」に新設の「医学/生物工学」を加えた全8分野において350件を超える国内外の候補者の推薦・応募があり、厳正な審査を経て14人が受賞者として選出されました。なお、日本版の受賞者は次年度のグローバル版の候補者としてノミネートされます。

【参考】

MITテクノロジーレビュー Innovators Under 35 Japan
https://events.technologyreview.jp/iu35/当該ページを別ウィンドウで開きます

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