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2023年10月 5日

お知らせ

コンピュータ&データサイエンス研究所の徳永裕己特別研究員が提案した研究課題「分散量子コンピューティングの共創的マルチレイヤー設計とその実装」がJST CREST「量子フロンティア」の新規採択課題に選ばれました。

コンピュータ&データサイエンス研究所の徳永特別研究員が提案した研究課題「分散量子コンピューティングの共創的マルチレイヤー設計とその実装」が、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の2023年度戦略的創造研究推進事業(CREST)の戦略目標:「量子フロンティア開拓のための共創型研究」、研究領域:「量子・古典の異分野融合による共創型フロンティアの開拓」において新規採択課題に選ばれました(44件の応募から7件採択、本件は研究費3億円型での採択)※1

CRESTは、我が国が直面する重要な課題の克服に向けて、独創的で国際的に高い水準の目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションに大きく寄与する、新たな科学知識に基づく創造的で卓越した革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を創出することを目的としています。

研究領域「量子・古典の異分野融合による共創型フロンティアの開拓」においては、量子コンピュータ・量子通信・量子センサー等の量子情報技術を単独または組み合わせて、将来的な量子技術を実現するにあたり、他の分野の既存成果や考え方を積極的に取り入れ、また逆にこれらの分野と共創的に融合するなどして分野の変化をもたらすことが期待されています。
 今回、徳永特別研究員が提案し採択された課題「分散量子コンピューティングの共創的マルチレイヤー設計とその実装」においても、未だ実現の目処が立っていない大規模な分散量子計算に向けて、ハードウェアからアーキテクチャ、ソフトウェアまでのこれまでにない共創的なマルチレイヤー設計に取り組むという目標が評価されました。今後、本課題の共同研究者※2と共に、理論と実験を一気通貫し、分散量子計算の性能を最大限引き出す枠組みを提示し、分散量子計算機のプラットフォームを構築していきます。

※1:https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/application/2023/230919/230919.html当該ページを別ウィンドウで開きます

※2:本課題に取り組む主たる共同研究者:松浦康平助教(東京大学)、谷本輝夫准教授(九州大学)、吉岡信行助教(東京大学)

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