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2023年10月16日

受賞・表彰

協調作業支援・ソーシャルコンピューティングのトップ国際会議CSCW 2023にNTT研究所から論文が採択され、Honorable Mention賞を受賞

2023年10月14〜18日に開催される国際会議「CSCW 2023(The 26th ACM Conference On Computer-Supported Cooperative Work And Social Computing)」にて、以下のNTT研究者の論文が採択され、Honorable Mention賞を受賞しました。

  • Jack Jamieson 主任研究員、NTT社会情報研究所 Jack Jamieson
    主任研究員、NTT社会情報研究所

  • 山下直美 特別研究員、NTTコミュニケーション科学基礎研究所、NTT社会情報研究所(兼務) 山下直美
    特別研究員、NTTコミュニケーション科学基礎研究所、
    NTT社会情報研究所(兼務)

CSCWは協調作業支援・ソーシャルコンピューティング分野の国際会議であり、論文採択率は約25%のトップカンファレンスとして知られており、Honorable Mention賞は、採択論文のうち上位5%の優れた論文に授与されます。

採択論文「Escaping the Walled Garden? User Perspectives of Control in Data Portability for Social Media」は、GDPR(General Data Protection Regulation:EU一般データ保護規則)などで定められた「データ・ポータビリティ権」に着目し、ユーザ視点でその可能性と課題を探求しています。
 「データ・ポータビリティ権」は、ユーザが自身の個人データを他のサービスに移行できる権利として事業者に義務付けられているもので、これによってユーザが納得した上で自由にサービスを選択できるようになることが期待されています。しかし、事業者から提供されるこの権利を実現する機能をユーザがどのように認識し、サービス選択の自由度をどれだけ実感しているかは、明らかではありません。本研究は、特にSNSの文脈におけるデータ・ポータビリティに着目し、アメリカのSNSユーザを対象にアンケートとインタビュー調査を行いました。調査の結果、ユーザはSNS事業者の提供する機能に対して概ね好意的な印象を持っていましたが、他のサービスを選択するには不十分であることが示唆されました。この知見をもとに、ユーザが自由にサービスを選べるようサポートするために、適切なデータのみを移行先のプラットフォームに選択移行できる機能や、新しいプラットフォームに連絡先を移行しつつも各個人のプライバシーを守る方法を提案しています。

NTTは引き続き、人間と情報の本質に迫る基礎理論の構築と社会に変革をもたらす革新技術の創出をめざした基礎研究を推進するとともに、プライバシーやヒューマンファクターの研究開発を通じて、個人の権利の保護と開かれた社会の実現に向けて尽力します。

【参考】

CSCW 2023 https://cscw.acm.org/2023/当該ページを別ウィンドウで開きます

Jack Jamieson, Naomi Yamashita, "Escaping the Walled Garden? User Perspectives of Control in Data Portability for Social Media" CSCW 2023. Proceedings of the ACM: Human Computer Interaction (PACM HCI), October 2023. https://dl.acm.org/doi/10.1145/3610188当該ページを別ウィンドウで開きます

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