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2023年11月10日

お知らせ

AI・機械学習分野における難関国際会議ACML 2023に論文が採択

2023年11月11日~14日にトルコ イスタンブールにて開催される、機械学習の難関国際会議 ACML(Asian Conference on Machine Learning)2023にて、NTT研究所から投稿した論文が採択されました。ACML は、特にアジアにおいて影響力のある機械学習分野の重要な国際会議です。

  1. Generative Semi-supervised Learning with Meta-Optimized Synthetic Samples
    1. 山口 真弥 研究員(CD研)
    2. 深層学習モデルの訓練において、学習データのラベル付けコストを軽減する手法としてラベルの無いデータを活用する半教師つき学習が有効であることが知られています。しかし、半教師つき学習は大量の「ラベル無しデータ」を仮定しているため、プライバシーなどデータの取得が困難な場合に適用できない問題がありました。本研究では、大規模な「ラベル無しデータ」で事前学習された基盤生成モデルからターゲットデータに関連するサンプルを高精度で抽出して擬似的な半教師つき学習を行う手法を考案し、ラベルデータが少ない場合でも本物の「ラベル無しデータ」を上回る性能を達成できることを確認しました。

NTTのR&Dは、環境にやさしい持続的な成長、多様性に寛容な個と全体の最適化を狙う未来のコミュニケーション基盤であるIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を掲げ、その実現に向けた研究開発を進めてまいります。また、それとともに、今後も研究テーマの多様性・継続性を大切に、NTTグループの各事業会社をはじめ、さまざまな分野の産業界の方々と一緒に、さまざまな社会的課題を解決し、人々が意識することなく技術の恩恵を受けることができるスマートな世界の実現をめざし、世界を変革する技術の研究開発を続けていきます。

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