2024年3月22日
日本電信電話株式会社 情報ネットワーク総合研究所 アクセスサービスシステム研究所の佐々木元晴特別研究員らの論文が第39回電気通信普及財団賞 テレコムシステム技術賞に入賞しました。
受賞論文は、第五世代移動通信システム(5G)のサービス化前における、5Gを見据えた電波伝搬モデルの検討結果であり、都市部マクロセル(UMa:Urban Macro Cell)環境において、2~66GHzまでの広範な周波数帯かつ1km以上の長距離でアンテナ高特性を含めた伝搬損失特性を解明したものです。本結果は、ITU-Rや3GPPなど各種標準化への寄与を通して、5Gの周波数割り当て、システム設計、及びサービス化に大きく貢献していると考えられます。
電気通信普及財団賞は、情報通信の普及、振興、発展に貢献する優れた情報通信に関する研究論文・著作等についてその功績を顕彰するもので、その中でもテレコムシステム技術賞は情報社会の進展に貢献する情報通信技術の開発、応用等について技術的、工学的観点から研究したものに贈呈される賞です。
「Extension of ITU-R Site-General Path Loss Model in Urban Areas Based on Measurements from 2 to 66 GHz Bands」(電子情報通信学会, IEICE Transactions on Communications, 2021年7月)
著者一覧(所属・役職は論文投稿時のもの)
佐々木元晴 NTTアクセスサービスシステム研究所 主任研究員
中村 光貴 NTTアクセスサービスシステム研究所 研究員
久野 伸晃 NTTアクセスサービスシステム研究所 研究員
山田 渉 NTTアクセスサービスシステム研究所 特別研究員
北 直樹 NTTアクセスサービスシステム研究所 主幹研究員
鬼沢 武 NTTアクセスサービスシステム研究所 主席研究員
鷹取 泰司 NTTアクセスサービスシステム研究所 主席研究員
中村 宏之 NTTアクセスサービスシステム研究所 主席研究員
猪又 稔 NTTドコモ 主査
北尾光司郎 NTTドコモ 主査
今井 哲朗 NTTドコモ 担当課長
佐々木元晴特別研究員の紹介
https://www.rd.ntt/organization/researcher/special/s_069.html
山田 渉特別研究員の紹介
https://www.rd.ntt/organization/researcher/special/s_040.html
鷹取泰司上席特別研究員の紹介
https://www.rd.ntt/organization/researcher/superior/s_029.html
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