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2024年10月22日

受賞・表彰

元NTT研究所(現エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社所属)の冨田茂氏が国際電気標準会議(IEC)のThomas A Edison Awardを受賞

元NTT研究所の冨田茂氏(現エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社所属)が国際電気標準会議(IEC)のThomas A Edison Awardを受賞しました。
 Thomas A Edison Awardは、IECに国際議長や国際幹事として参画し、専門委員会などの運営や国際規格の策定および促進において、顕著な成果・貢献が認められた個人を表彰するものです。2024年は6名が受賞し、日本からは唯一の受賞者になります。
 受賞業績は、IEC/TC86(ファイバオプティクス)/SC86B(光ファイバ接続部品・受動部品)*国際幹事として、在任期間中に98件の文書(国際標準79件とその他19件)の発行に寄与するなど、専門委員会などの運営や国際規格の策定および促進における顕著な成果・貢献が認められたものです。任期中の特に大きな業績として、現在全世界で利用されているMPO(読み方:エム・ピー・オー、Multi-fiber Push Onの略)コネクタの標準化があります。NTTが開発したMPOコネクタは2015年以降のデータセンタビジネスの急速な拡大に伴い、そこで使用される高速光LAN通信の光インタフェースとしても採用され、データセンタでのデータ処理の高速化に大きく寄与しました。

*TC: Technical Committee, SC: Sub Committee

【受賞業績】

IEC/TC86/SC86B(光ファイバ接続部品・受動部品)国際幹事としての専門委員会などの運営や国際規格の策定および促進における顕著な成果・貢献

【受賞者】

冨田 茂

1983年に日本電信電話公社に入社し、茨城電気通信研究所に入所して光ファイバーケーブルに関する研究開発に従事。2012年にエヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社に入社し、現在に至る。1993年より20年以上にわたり、IECおよび国際電気通信連合 電気通信標準化部門(ITU-T)において光ファイバーケーブル技術および関連技術に関する国際標準化活動に従事し、2015年よりIEC SC86B国際幹事として光通信技術に関する標準規格の整備に貢献。ITU-TおよびIECにおける標準化活動の貢献が認められ、2009年度産業技術環境局長賞、2015年度情報通信技術賞 総務大臣表彰を受賞。

【参考】

Thomas A Edison Award(IEC)
https://www.iec.ch/awards当該ページを別ウィンドウで開きます

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