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2025年10月21日

お知らせ

企業間データ連携に関するホワイトペーパー(2025年度版)を公開

NTT株式会社は、企業間データ連携に関する最新動向とNTTグループの取り組みを整理したホワイトペーパー(2025年度版)を公開しました。NTT株式会社は、株式会社NTTデータグループ、および、NTTドコモビジネス株式会社(旧:NTTコミュニケーションズ株式会社)とともに、企業間でのデータ連携・利活用を支えるデータ連携基盤の実現に向けた課題整理に取り組んでおり、今回、新たなホワイトペーパーを公開するものです。

本ホワイトペーパーの概要

2023年に公表したホワイトペーパーでは「企業間データ連携基盤の構想とその課題及び取り組み事例」を提供したことに対して、本ホワイトペーパーは、データスペースの社会実装がグローバルに本格化する中、最新のグローバル動向とNTTグループの取り組みをアップデート情報として提供することを目的としています。そのポイントは以下の3点です。

  1. 企業間データ連携の手段として、データスペースの社会実装が本格化する中、グローバルでの制度・規制等に基づく、業界別ユースケース例を解説
  2. 企業や組織における課題解決の具体的手段やサービス体系のあるべき姿をグローバルの動向を受けて導き出すとともに、企業や組織がデータスペースを活用し、ガバナンス確保等のビジネス価値向上に向けた課題解決にあたるための、3つのサービス群の位置づけを明確化
  3. NTTグループの技術開発、および、研究開発の取り組みとして、データスペースを活用する企業が適用可能な技術を紹介

本ホワイトペーパーにおける当社研究所の掲載内容

本編3章では、社会情報研究所が推進する以下2つの中核技術を掲載しています。

  • 耐量子セキュア・データスペース技術: 多種多様なデータソースや計算リソースを横断的に利用する環境において、量子計算機時代に対応したエンド・ツー・エンドの暗号で保護したまま「通信・蓄積・計算」すべてのデータ処理を可能とする、耐量子安全なデータスペース/AI実行環境を実現する技術群
  • デジタル信頼保証技術: 複数のウォレット等の経済エコシステムが共存・共栄する時代において、デジタル情報を真に信頼に足るものとするため、個人・法人・モノ・データ・AIの各々が真正性を証明可能とすることをめざし、エコシステム横断でデジタル情報の真正性・安全性の保障を実現する技術群

これらは「セキュアなデータ連携を支えるIOWN技術」として、データ所有者起点の情報流通を支える要素技術であり、データスペースの相互接続や国際展開を見据えた基盤的機能として位置づけられています。

ダウンロード

https://www.rd.ntt/sil/overview/whitepaper_NTTG_dataspaces_overview_2025.pdf当該ページを別ウィンドウで開きます

参考情報

データ連携基盤の実現に向けた NTTグループの取り組みと事例について (2023年版ホワイトペーパー):
https://www.rd.ntt/sil/overview/データ連携基盤の実現に向けたNTTグループの取り組みと事例について-NTT.pdf当該ページを別ウィンドウで開きます

IOWN PETs(IOWN Privacy Enhancing Technologies):
https://www.rd.ntt/sil/project/iown-pets/iown-pets.html当該ページを別ウィンドウで開きます

NTT技術ジャーナルデジタル価値社会の実現に向けて ― 個人起点の情報流通:
https://doi.org/10.60249/25095104当該ページを別ウィンドウで開きます

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