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NTTグループ環境宣言

NTTグループ環境宣言のイメージ図:社会が低炭素化している未来へ、資源が循環している未来へ、自然と共生している未来へ、人と地球が調和する未来を実現できるよう私たちは環境貢献の最先端へ

NTTグループでは、ステークホルダーの皆さまと共に創っていく地球環境の未来像と、その実現に向けた環境活動を通じて、私たちがどのような企業でありたいかを描き、それを「NTTグループ環境宣言」としてまとめました。

「人と地球が調和する未来」、そこでは世界中のあらゆるものがつながる持続可能な社会が実現されている、そのような未来の実現に向けて、私たちNTTグループは環境貢献の最先端企業の一員として力を十分に発揮できることをめざし、日々の環境活動に取り組んでいきます。

人と地球が調和する未来について、私たちは3つの姿を描きました。この3つの未来の姿をめざして、ICTサービスや最先端技術の提供などで貢献していきます。

NTTグループ環境宣言

人と地球が調和する未来
私たちは環境貢献の最先端へ

私たちは、めざす未来を実現するために3つのテーマを掲げ、
ICTサービスや最先端技術の提供などで貢献していきます。

適応:気候変動による影響への対処方法のひとつで、その被害を「防止・軽減し、あるいはその便益の機会を活用する」ことと定義されます[IPCC(気候変動に関する政府間パネル)から]。「適応」はCO2排出の抑制などを行う「緩和」を補完する策として位置づけられています。


メッセージ

NTTグループの環境宣言について

私たちが2010年にNTTグループ環境ビジョン「THE GREEN VISION 2020」を掲げてから5年が経過しました。この間、国内では東日本や熊本の震災を経験し、世界では2030年以降を見据えた各国の温室効果ガス削減目標の設定や、「自然資本」といった環境課題に対する新たな考え方が登場するなど、地球環境に関する世の中の動きは大きく変化してきました。

このような世の中の動向を見据えつつ、私たちNTTグループは、2020年よりさらなる未来をめざして、自らの環境活動を見直すことにしました。

NTTグループは、100年以上の歴史ある電話事業を通して、人と人をつなげることから始まり、インターネットに代表される情報通信事業により、人や企業と情報、情報と情報、そしてモノをつなげることによって社会の発展に対してさまざまな貢献をしてきました。あらゆる場面において"つなぐ"を実践し、その時代ごとの社会的課題の解決に貢献してきました。

この"つなぐ"ことが生み出す価値によって、世界中の人たちが一丸となった地球環境の課題の解決に、私たちNTTグループは貢献できると考えております。

昨年のCOP21で合意されたパリ協定では、2030年とその先の未来に向けて、世界各国が気候変動問題に対して目標を掲げ、取り組みを進めていくことなりました。その中では、情報通信技術による貢献に対する期待も取りあげられています。また、化石資源・鉱物資源の有効利用や化学物質、水資源・森林資源の保護や生物多様性など、さまざまな環境課題に対しても、情報通信技術の活用による解決への期待が高まっています。

この期待に応えていくための思いを込めて、NTTグループが自ら取り組み、ステークホルダーの皆さまとも共に創り上げていく地球環境の未来像と、その中でNTTグループがありたい姿、そしてその実現に向けた環境活動のあり方を、このたび「NTTグループ環境宣言」としてまとめ上げました。

さらに、環境宣言で掲げた未来の実現に向けた道しるべとして、「環境目標2030」を併せて設定しました。

私たちNTTグループは、環境宣言を旗印として、社会の持続的発展に貢献していくため、これからもグループが一体となって環境活動に取り組んでまいります。

NTTグループ環境宣言のイメージ図:NTTグループでは社会のCO<sub>2</sub>排出の削減貢献、通信事業の電力効率向上、気候変動適応への貢献、廃棄物のゼロエミッション、生態系の保全を環境目標2030として掲げ、この目標を達成し、社会が低炭素化している未来へ、資源が循環している未来へ、自然と共生している未来へ、人と地球が調和する未来を実現できるよう私たちは環境貢献の最先端へ


環境目標2030

環境課題に関するマテリアリティ分析により、NTTグループの環境に関する重点課題は「気候変動」と「エネルギー(電力)」「資源」および「生態系」であると特定されました。そこで、環境宣言で掲げた未来の実現に向けた道しるべとして、それらに関する2030年度までの環境活動の目標を「環境目標2030」として設定しました。

社会が低炭素化している未来へ
  • NTTグループによる社会のCO2排出の削減貢献量を、NTTグループ自身の排出量の10倍以上とします。
  • 通信事業(データセンター含む)の通信量あたりの電力効率を、2013年度比で10倍以上とします。
  • 気候変動への適応に貢献するため、あらゆる活動を通じた取り組みを積極的に推進します。また、ステークホルダーの皆さまとも協働していきます。
資源が循環している未来へ
  • NTTグループが排出する廃棄物の最終処分率について、ゼロエミッションを達成します。
自然と共生している未来へ
  • 生態系を保全するため、あらゆる活動を通じた取り組みを積極的に推進します。また、ステークホルダーの皆さまとも協働していきます。

NTTグループでは、最終処分率1%以下をゼロエミッションとして定義しています。

社会が低炭素化している未来へ

社会が低炭素化している未来へ

社会のあらゆる活動からのCO2排出量が少なく(低炭素)、かつ気候変動にも適応している未来の実現に向けて、「社会からのCO2排出削減貢献量」「NTTグループの事業(通信事業)の電力効率」「気候変動適応への貢献」の3つを2030年度の目標として設定します。

社会からのCO2排出削減貢献量

NTTグループによる社会のCO2排出の削減貢献量を、NTTグループ自身の排出量の10倍以上とします。

目標の意味

NTTグループが事業を通じて排出するCO2排出量(赤丸)を抑制しつつ、サービス・技術などの提供により、社会全体からのCO2排出の削減に貢献(緑丸)するための目標として設定しました。

主なアクション

  • 社会のCO2排出削減に寄与するサービス・技術などを提供します。
  • 気候変動緩和に寄与する研究開発を推進します。
  • 貢献事例の社内外への普及・展開を行います。

社会からのCO2排出削減貢献量のイメージ図:NTTグループのCO2排出量を抑え、同時にNTTグループによる社会全体からのCO2排出の削減貢献量をこれまでの10倍以上に

NTTグループの事業(通信事業)の電力効率

通信事業(データセンター含む)の通信量あたりの電力効率を、2013年度比で10倍以上とします。

目標の意味

事業継続に不可欠であり、NTTグループのCO2排出の主要因である電力利用の効率を上げることで、気候変動の緩和にもつなげる目標として設定しました。

主なアクション

  • 通信機器の省電力化を推進します。
  • 通信設備(ネットワーク、データセンターなど)の効率化を推進します。
  • 省電力化に寄与する研究開発を推進します。

NTTグループの事業(通信事業)の電力効率のイメージ図:電力効率を2013年度と比較して2030年度には10倍以上に効率化を

気候変動適応への貢献

気候変動への適応に貢献するため、あらゆる活動を通じた取り組みを積極的に推進します。また、ステークホルダーの皆さまとも協働していきます。

目標の意味

すでに現れている、または中長期的に避けられない気候変動の影響を軽減する対策である「適応」についても、目標を掲げました。

主なアクション

  • 適応事例の社内外への普及・展開を行います。
  • 気候変動適応に寄与する研究開発を推進します。
  • グループ社員のほか、お客さまやビジネスパートナーとの取り組みに努めます。

資源が循環している未来へ

資源が循環している未来へ

資源が持続的に利用可能な未来へ向けて、廃棄物の最終処分率について、目標を設定しています。

廃棄物の最終処分率

NTTグループが排出する廃棄物の最終処分率について、ゼロエミッションを達成します。

NTTグループでは、最終処分率1%以下をゼロエミッションとして定義しています。

目標の意味

NTTグループの事業に利用した資源(主に鉱物資源、化石資源)を利活用し、資源循環を進める目標として設定しました。

主なアクション

  • 3R活動を継続・推進します。
  • 通信インフラの長寿命化を推進します。
  • 資源の有効利用に寄与する研究開発を推進します。

NTTグループが排出する廃棄物の最終処分率のイメージ図:リサイクル量を引き上げることでゼロエミッション(最終処分率1%以下)を

自然と共生している未来へ

自然と共生している未来へ

生命にあふれ、自然界からの恵みを持続的に享受できる未来へ向けて、「生態系保全の取り組み」について、目標を設定しています。

生態系保全の取り組み

生態系を保全するため、あらゆる活動を通じた取り組みを積極的に推進します。また、ステークホルダーの皆さまとも協働していきます。

目標の意味

生態系は社会活動を支える基盤であると位置づけ、生物多様性の保全を中心に、さらに生態系から得られるさまざまな恵み(水・食料など)まで視野に入れて取り組みを進めていくための目標として掲げました。

主なアクション

  • 社内外での生態系保全活動(植林、緑化など)を推進します。
  • 社内外への教育活動と人材育成を行います。
  • 生態系保全に寄与する研究開発を推進します。
  • グループ社員のほか、お客さまや地域社会との取り組みに努めます。

2030年に向けての進め方

環境目標2030については、年度ごとの実績公表を行うとともに、5年ごとに実績に基づいて、取り組み項目および目標値について、必要に応じて改善などを検討する計画としています。

2030年に向けての進め方図:2016年に環境目標2030を設定し、2021年に2020年の実績を振り返り改善策を検討、2026年に2025年の実績を振り返り改善策を検討し、2030年に環境目標を達成


環境に関する重点課題の特定

NTTグループCSR重点活動項目を特定するにあたり、環境課題に関する詳細なマテリアリティ分析を行いました。この結果、社会全体でとくに重要な環境課題として、「気候変動」「生態系」が、NTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題として、「気候変動」「エネルギー(電力)」「資源」が特定されました。

社会全体でとくに重要な環境課題に対しては、ICTサービスや最先端技術の提供、社員による活動など、あらゆる活動を通じて解決に貢献しています。その観点を踏まえ、NTTグループでは、「ICTの利活用による環境への貢献」「事業上の環境負荷軽減」「資源の有効利活用」をNTTグループCSR重点活動項目として特定しました。

NTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題については、事業活動の環境負荷低減に向けた取り組みを進めていきます。

NNTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題の分析イメージ図:ステークホルダーからの優先度とNTTグループにとって優先度が高い、気候変動への対応、バリューチェーン・マネジメントの強化(環境)、事業上の環境負荷低減、ICTの利活用による環境への貢献、資源の有効利用から環境に関する重点化項目の絞り込むため、社会的リスクとNTTグループの事業に対するリスクの大きさを軸にマテリアリティ分析を行い、社会全体でとくに重要な環境課題として、気候変動、生態系が、NTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題として、気候変動、エネルギー(電力)、資源を特定

※横スクロールできます

社会全体で特に重要な環境課題

重点化項目 気候変動 生態系
リスク 異常気象や水不足・食糧不足など、さまざまなリスクの要因となる。 生物多様性を含む生態系からの恵みは、人類を含む生物全体にとって不可欠で、生態系の損失は社会活動を停滞させる要因となる。
対策 社会全体でCO2排出量を削減する「緩和」の取り組みが求められている。同時に、気候変動への「適応」の取り組みも求められている。 自然界からの恵みを持続的に享受できるよう、自然との共生に、社会全体で取り組んでいくことが求められている。

あらゆる活動を通じて、社会の環境課題解決に貢献する

※横スクロールできます

NTTグループの事業活動上で特に重要な環境課題

重点化項目 気候変動エネルギー 資源
リスク 気候変動により発生する災害は、事業停止の要因となる。エネルギーのうちとくに電力は、サービス提供に不可欠であり、その不足は事業停止の要因となる。 金属・非金属にかかわらず、資源の枯渇は通信インフラ(情報ネットワーク)の維持に影響し、事業継続を困難にする要因となる。
対策 NTTグループのCO2排出要因の約95%が電力であるため、気候変動への緩和策としても、また電力リスクの低減策としても、電力に対する取り組みが重要。 資源を持続的に利用することが重要。

NTTグループの事業活動の環境負荷を低減する

環境課題に関するマテリアリティ分析のステップ

STEP 1 環境課題の抽出

環境課題は、バリューチェーン全体に注目し、事業活動におけるインプット(調達・購入)の不足などやアウトプット(排出・廃棄)により生じる環境影響などを抽出しました。なお、課題の抽出においては、GRI-G4、ISO26000などの各種ガイドラインを参考としました。

参考としたガイドライン:GRI-G4、ISO26000、ISO14000:2015、DJSI2016、Quick ESG評価基準、LIME3

環境課題の抽出イメージ図:NTTグループの事業活動による化石資源、鉱物資源、生物資源などインプットされるエネルギー・資源の不足やCO<sub>2</sub>、廃棄物(有害物)、排水などアウトプットによって生じる環境影響を抽出

STEP 2 環境課題の評価

抽出した環境課題は、「社会的リスクの大きさ」と「NTTグループの事業に対するリスクの大きさ」の2つの軸を用いて評価しました。

環境課題の評価イメージ図のように、社会全体でとくに重要な環境課題、およびNTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題を特定しました。

評価は、社外の第三者の意見も交えつつ社内で協議を行い、評価結果はNTTグループ地球環境保護推進委員会(委員長:環境推進室長)で承認いたしました。

リスクは、発生要因によらず、大きさのみを評価し、影響範囲は世界全体として評価を実施

環境課題の評価イメージ図:社会的リスクの大きさ、NTTグループの事業に対するリスクの大きさを軸に環境課題の評価を行い、生態系、気候変動、エネルギー、資源がとくに重要な環境課題と特定

STEP 3 環境課題解決へのアクションの決定

社会全体でとくに重要な環境課題に対して、ICTサービスや最先端技術の提供などで貢献することは、NTTグループならではの活動であると認識しています。社員による活動なども含めた、ありとあらゆる活動を通じての貢献を私たちの環境課題解決へのアクションとしました。

また、NTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題に対しては、NTTグループ自身の事業活動の環境負荷低減に向けた対策、取り組みを重点的に推進していくことを、アクションとしました。

環社会全体とNTTグループの事業活動上でとくに重要な環境課題イメージ図:社会的リスクの大きさ、NTTグループの事業に対するリスクの大きさを軸に評価を行い、生態系、気候変動、エネルギー、資源があらゆる活動を通じて社会の環境課題解決に貢献する課題、NTTグループの事業活動の環境負荷を低減する環境課題を決定


国際ビジネスイニシアチブへの参画

「SBT※1」へ参画

2020年5月に公表した環境負荷ゼロをめざす環境エネルギービジョンにおいて、国際的な気候変動イニシアティブである「Science Based Targets(SBT)」への参加を表明しておりましたが、2020年10月30日に「SBTイニシアティブ」からSBTとして認定されました。

NTTグループは、環境負荷ゼロの実現に向け、再生可能エネルギーの利用など、SBTに基づいた取り組みを着実に進め、お客さま・企業・社会の環境負荷低減に貢献していきます。

NTTグループの温室効果ガス排出削減目標

Scope1+2※2:2030年度までに2018年度比で30%削減(Well-below2.0℃)

Scope3※3:2030年度までに2018年度比で15%削減

※1Science Based Targets:パリ協定に準拠した科学的根拠に基づいた企業の温室効果ガス排出削減目標。国連グローバル・コンパクト(UNGC)、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)による気候変動に関するイニシアティブ「SBTイニシアティブ」が目標を認定するものです。

※2Scope1:燃料の燃焼など、事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
Scope2:他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出

※3Scope3:Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連するサプライチェーンでの排出)


「EP100※4」「EV100※5」へ参画

NTTグループは、電力効率の向上とeモビリティ化について具体的な数値目標を示し、The Climate Groupが主催するエネルギー効率化に関する国際的なイニシアティブ「EP100」「EV100」への参画しています。

具体的には、以下の数値目標を設定しています。

EP100: 2025年度までに2017年度比で通信電力のエネルギー効率2倍

EV100: NTTグループが保有している一般車両について2025年までに50%、2030年までに100%電気自動車化

※4事業のエネルギー効率を倍増させること(省エネ効率を50%改善など)を目標に掲げる企業が参加する国際的なイニシアティブ

※5企業による電気自動車の使用や環境整備促進をめざす国際的なイニシアティブ