検索パネルを開く 検索パネルを閉じる メニューを開く メニューを閉じる

NTTグループ、「CDP 2014」において気候変動情報開示先進企業と気候変動パフォーマンス先進企業に選定

NTTグループは、企業の気候変動に関する情報開示の評価・格付けにおいて、世界の投資家から最も信頼性が高いとされるCDP※1から、「気候変動情報開示先進企業(CDLI)」に2年連続で選定されるとともに、今回日本の通信事業者では初めて「気候変動パフォーマンス先進企業(CPLI)」にも選定されました。

これは、NTTグループの気候変動に対する組織的なリスクマネジメントや、ICTを活用した多様な温室効果ガス削減への取り組みと、それら環境に関する透明性の高い情報開示を行ったことが認められたものです。

本結果は、2014年10月15日(水)に「CDPジャパン500気候変動レポート2014」において発表されました。

CDPによる調査は、世界の企業6,000社以上を対象とし、日本ではFTSEジャパンインデックスに該当する企業を基本として選定された500社(以下、ジャパン500)を調査対象に、企業の気候変動に関する情報開示能力や活動の成果を評価するものです。

今回、NTTグループは、ディスクロージャースコアで過去最高となる97点の評価をいただき、気候変動情報開示に優れた企業の1社として、ジャパン500の回答企業のうち、ディスクロージャースコアが上位10%の企業が該当する「CDLI(クライメート・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス)」に2年連続で選出されました。

さらに、パフォーマンスバンドで最高評価の「A評価」を獲得することで、気候変動パフォーマンスに優れた企業として、日本の通信事業者から初めて、「CPLI」にも選出されました。

NTTグループでは、2020年までの目標として「THE GREEN VISION 2020」を設定し、NTTグループが重点的に取り組むべきテーマの1つとして「低炭素社会の実現」を掲げ、自らが事業活動にともなう環境負荷の低減に努める「Green of ICT」、ICTサービスの利活用によって社会全体での温室効果ガス排出量削減に貢献する「Green by ICT」、グループの社員やその家族が、地域とともにさまざまな環境保護活動に貢献していく「Green with Team NTT」の3つのアクションで推進しております。

今年度は、Scope3※2において全カテゴリーの温室効果ガス排出量を通信業界で初めて開示するなど、気候変動情報開示の取り組みをさらに推進しました。また、「TPR(トータルパワー改革)運動※3」によって、自社の使用電力量を継続的に削減しました。

さらには、気候変動による災害に備えて重要なデータをバックアップするデータセンターを提供するとともに、HVDC※4の導入などにより、データセンター自身をグリーン化しエネルギー消費を低減するなど、事業としてICTサービスを提供するとともに、それによる環境負荷を低減する取り組みを推進しました。これらの活動を進めた結果、気候変動情報開示と気候変動パフォーマンスの両方に優れた企業として認められるに至りました。

今回、NTTグループがCDP2014において高く評価されたことは、NTTグループの企業活動や、先進的なサービスをお客さまに提供しながら、環境問題に積極的に取り組む活動が認められたことによるものであると考えております。引き続き、より一層の温室効果ガス削減への取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

「低炭素社会の実現」を含むNTTグループの環境への取り組みは、「NTTグループ環境活動」サイトでご紹介しております。

※12003年から、英国のNGOによって開始された気候変動に関わる企業評価プログラム。現在では、世界の機関投資家722社(総運用資産額87兆米ドル)が支援し、世界の時価総額上位企業へ質問書を送付し回答内容を評価する、世界最大の気候変動に関する企業評価プログラム。

※2バリューチェーン全体を通じた温室効果ガスの排出量。

※31997年から取り組んでいる使用電力量の削減対策。2013年度はグループ全体で成り行きから約9.5億kWhの使用電力量を削減。

※4高電圧直流給電システム。電気通信設備向けの電源として世界的に使用されてきた直流48Vに対して、直流300~400V程度の高い電圧範囲で給電を行う給電システム。

【本件に関する問合せ先】
環境推進室
03-6838-5304