NTTグループでサイバーセキュリティの責任者としてグループCISO(最高情報セキュリティ責任者)を務めつつ、独自のサイバーインテリジェンスと脅威検知・対応能力でお客さま向けセキュリティサービス提供を行うNTTセキュリティホールディングスのCEOを務める横浜信一が考えるセキュリティのミッションと戦略、トップとしての姿勢をお伝えします。
NTTセキュリティホールディングスはNTTグループ唯一のセキュリティ専業の会社です。グループ各社のセキュリティを保持し、活動を支えることと、お客さまにセキュリティサービスを提供することの2つをミッションとしています。
2016年にNTTセキュリティ株式会社が設立され、一時NTT Ltd.の一部門となっていましたが、2022年にセキュリティが今後NTTグループ全体の事業戦略においてさらに重要になるという認識の下、持株会社直轄会社として再編成されました。
NTTのセキュリティには5つの独自の強みがあると考えます。1番目は、NTTのスケールです。NTTは巨大な情報通信インフラを運営する企業であるため、この瞬間も数多くのサイバー攻撃のターゲットとなっています。このため、NTTは世界最先端の攻撃手法を知ることができます。
2番目はサイバー攻撃の早期検知と迅速な対応・復旧における非常に優れた技術を持っていることです。サイバー攻撃は非常に複雑化・巧妙化しており、もはや100%の防御は不可能です。外部からの侵入を許してしまうという前提に立ち、早く検知して対応・復旧する、そして被害を最小限に食い止めることが重要になります。そのために、NTTグループは、AI(人工知能)も活用した、ネットワーク・セキュリティ機器内のアクティビティ・ログ・データを収集し、脅威を自動で検出・可視化・通知するSIEM(Security Information and Event Management)エンジンを保有しています。そして、このエンジンを一層有効に機能させるため、脅威情報の収集・共有のためのグローバルパートナーシップ、グローバルに連携するSOC(Security Operation Center)の高度分析エンジニア等を有しています。インプットされた脅威情報を優秀なエンジニアが解析することで知見が蓄積され・・・・・・・
本インタビュー全体は「NTT技術ジャーナル」でご覧いただけます。
・仲間づくりを通じて社会全体をセキュアに
・トラストを信条に、お互いに頼りになる存在に
も踏まえた続きはこちらで紹介しています。
2025年サイバーセキュリティトレンド
https://group.ntt/jp/topics/2024/12/24/cybersecurity2025.html