検索パネルを開く 検索パネルを閉じる メニューを開く メニューを閉じる

2021年11月15日

日本電信電話株式会社

誰もが持っている「魅力的な個性」の発見を助けるアプリケーション「MOTESSENSE™」を開発
~「魅力的な個性」を持つ多様なジャンルの方々と実証実験を開始~

https://www.rd.ntt/mediagnosis/motessense当該ページを別ウィンドウで開きます

日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:澤田 純、以下「NTT」)は、「多様性」の時代に個人のウェルビーイングを形成することをめざして、誰もが持っている「魅力的な個性」の発見を助けるアプリケーション「MOTESSENSE™」(※1)を開発しました。「MOTESSENSE™」では、他人と比較して個性的な部分を個人の魅力と定義し、シチュエーションに応じたロールプレイの様子をカメラとマイクからセンシングすることにより、話し方、表情や仕草、言葉の内容などを総合的にAIで診断することで「モテ因子」(「魅力的な個性」に関する因子)を見つけ出します。本アプリケーションは、2021年11月16日~19日に開催するNTT R&Dフォーラム2021(※2)にて展示致します。また、「魅力的な個性」を持つ多様なジャンルの方々に「MOTESSENSE™」を使ってもらうことで、本アプリケーションが個性の発見に役立つのかを検証する実証実験を開始し、その内容に関する企画サイト(※3)を2021年11月15日より公開致します。

1.背景

現代社会において、個人のウェルビーイングを形成するためには、「多様性」の尊重が重要と考えられております。「多様性」の尊重は、互いを受け入れ、個性や価値観の違いを受け入れるだけでなく、それらを融合させ、高め合うことで、社会を前進させるための鍵になるとも考えられております。そこでNTTでは、自分自身の魅力、すなわち「個性」を自分自身で認識できるようにすることで、個人のウェルビーイングの形成を助ける技術やアプリケーションの研究開発を進めています。一人一人が、自らの「個性」を客観的に知り受け入れる事で、自分らしく生きることができるとともに、他人の個性を受け入れる心が醸成されると期待されております。

2.MOTESSENSE™の概要と特徴

「MOTESSENSE™」(図1)は、誰もが持っている「魅力的な個性」の発見を助けるアプリケーションです。これまで、魅力に関する観点は、しばしば見た目や地位などに対して、画一的に定義されることもありました。一方、本アプリケーションでは、他人と比較して個性的な点こそが魅力であると考え、その点をAIにより自動で見つけ出すことを目的としております。

図1: 「MOTESSENSE™」の開始画面 図1: 「MOTESSENSE™」の開始画面

「MOTESSENSE™」では、シチュエーションに応じたロールプレイの様子をカメラとマイクからセンシングすることにより、「モテ因子」(「魅力的な個性」に関する因子)を見つけ出します(図2-3)。「MOTESSENSE™」では、5種類の観点(表現力、思考、味、雰囲気、アクティビティ)に対して独自に「モテ因子」を定義し、センシングした情報から、話し方、表情や仕草、言葉の内容などを総合的にAIで診断することで「モテ因子」を見つけ出すことができます。この自動診断は、2021年11月1日にNTTからニュースリリースを致しました次世代メディア処理AI「MediaGnosis™」(※4)により実現されており、多様な情報を人のように1つの脳で統合的に理解することで精緻な診断を可能としております。本アプリケーションを利用することで、利用者は、自身の「魅力」を客観的に見つめ直すことができ、様々な観点で平均的な人との違いや個性的な点を知ることができます。なお、本アプリケーションによる診断は、他人の嗜好に依存した処理は含まれていなく、良し悪しを診断するものではございません。

図2: 「MOTESSENSE™」の使い方① 図2: 「MOTESSENSE™」の使い方①

図3: 「MOTESSENSE™」の使い方② 図3: 「MOTESSENSE™」の使い方②

3.多様なジャンルの方々とコラボレーションした実証実験

「MOTESSENSE™」が「魅力的な個性」の発見に役立ち、個人のウェルビーイングの形成に寄与できるかを検証するために、「魅力的な個性」を持つ多様なジャンルの方々とコラボレーションした実証実験を開始しています。本実証実験では、様々な方に「MOTESSENSE™」を使ってもらうことで、今まで気づかなかった「魅力的な個性」を利用者に気付かせることが、利用者の助けになるかを検証するとともに、その診断結果について世の中の人に知ってもらうことにより、社会の「多様性」を再認識してもらうことをめざしています。これに際して、本実証実験に関する企画サイトを2021年11月15日より公開致します。なお、「MOTESSENSE™」の一般利用公開は現在未定ですが、メディアの方からの体験は承ります。詳しくは下記の広報窓口にお問い合わせください。

4.今後の展開

実証実験にて得られた知見は、次世代メディア処理AI「MediaGnosis™」の研究開発にフィードバックする予定であり、より人間に近い理解を可能とするAIの実現をめざします。また、得られた知見は、「MOTESSENSE™」の高度化だけでなく、面接やプレゼンテーションの練習や接客支援等のアプリケーションの開発にも還元し、人を深く理解することで価値を生みだすことをめざします。

※1MOTESSENSEは日本電信電話(株)の商標です

※2NTT R&Dフォーラム2021のホームページ:http://www.rd.ntt/forum/当該ページを別ウィンドウで開きます
本アプリケーションに関する技術セミナー:
人のように考え、成長できるAIが切り拓く世界 ~ 次世代メディア処理AI『MediaGnosis』 ~
https://www.rd.ntt/forum/lecture.html当該ページを別ウィンドウで開きます

※3https://www.rd.ntt/mediagnosis/motessense当該ページを別ウィンドウで開きます

※4https://group.ntt/jp/newsrelease/2021/11/01/211101b.html

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先

日本電信電話株式会社
サービスイノベーション総合研究所
企画部広報担当
randd-ml@hco.ntt.co.jp

ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。