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2026年8月26日

お知らせ

姿勢バランス時の感覚の使い方を誘導する感覚依存性誘導技術に関する研究成果がリハビリテーション分野の難関論文誌Journal of NeuroEngineering and Rehabilitationに掲載

人間情報研究所の進藤真人研究員らは、足関節の筋肉に電気筋刺激(EMS)を提示しながら行うバランストレーニングが、姿勢バランスを保つ際の「感覚の使い方」と「身体の動かし方」に与える影響を明らかにしました。この成果は、北海道大学との共同研究によるもので、リハビリテーション分野の難関論文誌Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation(JNER)誌に2026年8月6日に掲載されました。

成果の詳細

転倒予防には姿勢バランス能力の向上が求められており、そのためには視覚・体性感覚・前庭感覚への依存性を適切に調整するとともに、それに応じて身体をどのように使ってバランスを保つかも重要です。そこで本研究では、健康成人40名を対象に、バランスボードの傾きに応じて姿勢を戻す方向に働く足関節筋をEMSで収縮させながら行うバランス練習が、感覚依存性の変化と姿勢制御戦略に及ぼす影響を検討しました。その結果、EMSを併用して練習した群では、刺激なしで同じ練習を行った対照群と比較して、練習後に視覚への依存性が高まるとともに、股関節を中心に身体全体を使ってバランスをとる戦略へ変化することが示唆されました。本研究は、EMSを用いた姿勢バランス練習後に、感覚の使い方と身体の使い方の双方に特徴的な変化がみられることを初めて示し、視覚を活用した姿勢制御を促す新たな練習法につながる基礎的知見を示しました。

今後の展望

NTTでは、健康寿命の延伸に向け、医療・ヘルスケア分野における研究開発を進めています。今後は、視覚以外の感覚への依存性を誘導する練習方法についても検討し、一人ひとりの感覚特性に応じて必要な感覚情報の利用を促す、個別化された姿勢バランストレーニングの実現を目指します。

論文情報

掲載誌:Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation(IF: 6.0)
論文タイトル:Effects of balance training with electrical muscle stimulation on ankle joint muscle on sensory reweighting and motor strategy
著者:Masato Shindo, Ryosuke Aoki, Naoya Hasegawa
DOI:https://doi.org/10.1186/s12984-026-02114-3当該ページを別ウィンドウで開きます

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