事例紹介
NTTグループは、CO2排出要因の95%以上を占める電力利用に対して、自らの事業活動にともなうCO2排出量の抑制につなげ、またICTの発展にともなう電力使用量増加に対する省エネルギー化の要求に応えるため、電力効率の向上を推進し、社会が脱炭素化している未来の実現をめざします。
NTTグループの事業活動におけるCO2排出量の9割以上を占める電力使用に対しては、1997年10月から、「TPR(トータルパワー改革)運動」と名づけた省エネ推進活動に一丸となって取り組んでいます。保有するビルにおけるエネルギーマネジメントの推進、エネルギー効率の高い電力装置や空調装置、通信装置の導入や更改に努めた結果、2020年度も継続的な削減を実現でき、グループ全体で成り行きから約3.8億kWhの使用電力量を削減しました。
NTTグループでは、社内で使用するルータ・サーバなどのICT装置の開発・調達にあたっての基本的な考え方や装置別の目標値を「NTTグリーン調達基準」の中で定めています。
本基準に基づき、NTTグループ内で使用するICT装置について、機能、性能、コストに加え、省エネ性能を考慮した装置を開発・調達しています。この取り組みによって、お客さまの通信にともなって消費される電力と電力消費に起因するCO2排出量の削減に取り組んでいます。
社会が脱炭素化している未来へ
環境保護の取り組み