NTTが大阪・関西万博で提供する様々な体験は、IOWNをはじめとするNTTグループの最先端技術によって支えられています。
なかでもNTTグループが夢洲会場の光ファイバーネットワークとして提供する「IOWN APN」装置は、高速大容量、低遅延、低消費電力の通信環境の実現に大きく寄与しています。
これは、ネットワークにフォトニクス(光)ベースの技術を導入することで、映像や音声などの大容量データを、圧縮することなく超高速で伝送できるというもので、通信遅延1/200を実現しています。
これにより、遠隔地の映像や音声をほぼ時間差なく伝送できる他、触覚といったリアルタイム性が求められる信号の伝送も可能です。
将来的には端末からネットワークまですべてにフォトニクス技術を実装し、消費電力1/100を実現していきます。進化したIOWNの実力を、ぜひご体感ください。
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会期中毎日(184日間)日没後に、協会の公式催事として行われた、光と音、デジタルとフィジカルのスペクタクルショーです。IOWNを活用して4面LED CUBE、壁面プロジェクションマッピング、NTT館サイネージなどの操作を同期させる演出をサポートしました。

5月24日(土)、25日(日)のNTTデーに万博会場内大催事場(シャインハット)で上演した超歌舞伎『今昔饗宴千本桜 Expo2025 ver.』において、世界初となる国際間(日本-台湾)IOWNを活用した、日台の演者や観客が一体となる演出を実現しました。

大阪・関西万博開幕日の4月13日(日)に毎日放送が主催する催事「1万人の第九EXPO2025」において、佐渡裕氏の指揮のもと、ウォータープラザと大屋根リング南側に並んだ1万人の合唱をIOWNの低遅延性能がひとつにまとめ上げました。また、合唱の音声や映像をIOWNで毎日放送局舎まで届けることで、リモート環境下で番組制作を行い、TVer・Youtubeにて生配信を行いました。

会期中、大阪・関西万博会場のサテライトスタジオとデータセンター上の制作設備をIOWNで結び、複数の放送局が接続できるようにすることで、リモートプロダクション環境の共同利用化を実現しました。

会期中毎日、音や映像に加え、触覚・振動を送り合うことができる「ふれあう伝話」を設置し、離れた人とハイタッチをしたり、触れ合う感覚を伝え合ったりすることで、互いの距離感を感じさせない未来のコミュニケーション体験を提供しました。

6月8日(日)~6月15日(日)にテーマウィーク“食と暮らしの未来”に出展された農林水産省のブースにおいて、EXPOメッセと北海道大学の農場をIOWNで接続し1,200km以上離れた場所にある農機を違和感なく遠隔操作する体験をサポートしました。

舞洲万博パーク&ライドシャトルバスの安全・円滑な自動運転を支援するため走行ルート上に設置されるITSスマートポールのセンサーデータを、IOWNで接続したネットワークサーバで処理する、モビリティ分野では全国初の試み*です。将来的なITSスマートポールの用途拡大・導入コストの低減と、自動運転技術の普及に貢献することをめざします。
*2025年3月21日現在、NTT調べ

NTTパビリオンの応接コーナーに遠隔からタッチセラピーが受けられるブースを設置。IOWNで接続し、遠隔地にいるセラピストの絶妙な力加減と声・表情を双方にリアルタイムで伝えるセラピーを提供しました。

アバターロボット“newme”を会場内のセブン-イレブン店舗に設置し、店舗とNTTパビリオンをIOWN接続。会期中遠隔オペレータがアバターを操作して接客することで、遅延のない自然な接客を実現しました。
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0411.html

GLION ARENA KOBE(2025年4月4日開業)で行われた“神戸ストークス”の試合模様を、現地と万博会場をIOWNで接続。映像のみならずFEEL TECHを活用しアリーナの振動を共有する新しいスポーツ観戦体験を提供しました。