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2018年12月27日

あとひと押しを選手に届ける
アスリート応援レポート Vol.02

2020年へ向けてNTT所属アスリートの挑戦を応援!今回のレポートでは、パラ水泳の山田拓朗選手の応援を通じて、世界をめざすトップアスリートの熱い戦いとともに、選手にパワーを届けた様子をご紹介します。

画像:真っ赤なドコモカラーに身を包んだ応援団が山田選手に声援を送る様子。

アジア大会の前哨戦に臨む!〜山田 拓朗選手(パラ水泳)

2018年9月22日(土)〜24日(月・祝)、横浜国際プール(神奈川県)で開催された「2018ジャパンパラ水泳競技大会」。海外からも41名を含むトップスイマーが集結した注目の大会に、NTTドコモ所属の山田拓朗選手が出場しました。

  • 画像:競泳の花形、男子50メートル自由形(S9クラス)に出場する山田選手 競泳の花形、男子50メートル自由形(S9クラス)に
    出場する山田選手

  • 画像:会場となった横浜国際プールは、多くの国際大会が開催されています 会場となった横浜国際プールは、
    多くの国際大会が開催されています

大会初日、山田選手が出場したのは、男子50メートル自由形S9クラス。26秒00の日本記録を山田選手が保持する種目でもあります。

S9クラス

身体の機能に関する障がい(切断、脊髄損傷、脳性まひなどの肢体不自由)。
数字が小さいほうが障害は重度。(J-FCSクラス分け規則より)

真っ赤なドコモカラーに身を包んだ応援団がスタンドから声援を送る中、山田選手は順調に決勝に進出。隣のレーンには、2020年における事実上のライバル、ティモシー・ディスケン選手(オーストラリア)が並びました。静まりかえるアリーナの中、注目のスタート。

画像: 静まりかえるアリーナの中、注目のスタート。

画像: リアクションタイム0.72秒は8人中3番手。

リアクションタイム0.72秒は8人中3番手。ディスケン選手にわずかにリードをとられます。

そのまま勢いに乗ったディスケン選手が大会新記録の25秒54を叩き出し、トップでゴール。山田選手は猛追するも、26秒46という記録で惜しくも2番手。銀メダルを獲得しました。

「今日はミスもあったので、思ったような結果が出せなかったです。アジアパラ(2018年アジアパラ競技大会、10月、インドネシア・ジャカルタ)に向けて良い結果を出したいと思っています。」

と、試合後、山田選手は今後に向けての意気込みを語ってくれました。

  • 画像: 結果は26秒46、惜しくも2位となりました。 結果は26秒46、惜しくも2位となりました

  • 画像: 表彰台で笑顔を見せる山田選手。胸には銀メダルが輝きます。 表彰台で笑顔を見せる山田選手。胸には銀メダルが輝きます

男子50メートル自由形 S9クラス 決勝結果 (3位まで)

1位 ティモシー・ディスケン(オーストラリア) 25秒54(大会新記録)
2位 山田拓朗(NTTドコモ) 26秒46
3位 クリス・アーブスノット(ニュージーランド)27秒24

TOPICS

パラ水泳の見どころ

パラ水泳は、身体障がい、聴覚障がい、知的障がいの障がい種別で競技を行います。
選手は障がいの種類やレベルによってクラス分けされますが、実は同じクラスでもそれぞれの体の状態は異なります。
「誰よりも速く泳ぐ」そのシンプルな目的のために、自分の体に一番あった方法を探し、技術を磨き上げるのです。そのため、1回のレースの中でもさまざまな個性や工夫を見ることができます。

また、視覚障がいの選手は壁の位置を認識することが難しいため、壁に近づくとコーチが「タッピングバー」と呼ばれる棒で合図を送ります。これをタッピングといいます。
少しのタイミングのずれでもタイムロスにつながってしまうため、選手とコーチはタッピングを繰り返し練習します。試合では、磨き抜かれた絶妙なコンビネーションプレイを見ることができるでしょう。

(ジャパンパラ競技大会Webサイトより)

キッズレポーターの熱いまなざし。泳ぎのコツをたずねる姿も。

画像: 子どもたちの熱心な質問にも、やさしく答えてくれました。 子どもたちの熱心な質問にも、やさしく答えてくれました

表彰式のあと、NTT応援団のいる観客席まで足を運んでくれた山田選手を待ち構えていたのは、6人のキッズレポーターたちでした。

メダリストのレースを目の前で観戦した子どもたち。キッズレポーターの中にはスイミングを習っている子どもたちも多く、具体的な質問が飛び出しました。

  • キッズレポーター:すきな食べ物はなんですか

    すきな食べ物は餃子。餃子が大好きです(笑)

  • キッズレポーター:平泳ぎが速く泳げるコツをおしえてください。

    背伸びをしっかりやるといいよ。背中を伸ばしておくと速く泳げるんだ。

  • キッズレポーター:さいきん水泳をはじめたばかりです。どうしたら速く泳げますか?

    いっぱい練習する。とにかくたくさん泳いで練習することだよ。

  • キッズレポーター:ぼくは週2回練習してますが、どのくらい練習してますか?

    僕は週5日は練習。それに加えて週に2日、陸上の練習をしてるんだ。

  • キッズレポーター:次の目標はなんですか?

    まずは次のアジア大会で良い結果を出すこと!

また、翌日の9月24日(月・祝)、山田選手は男子100メートル自由形S9クラスにエントリー。58秒14の結果で2位につけ、こちらでも銀メダルを獲得しました。

今大会で山田選手の応援のために駆けつけた応援団は、合計100人以上。チーム一丸となった応援コールを背負い、見事メダルを獲得した山田拓朗選手。今シーズンの目標であるアジアパラ競技大会、そして、2年後の2020年へ。今後も山田選手の活躍に期待がかかります。

画像: みんなで力いっぱい山田選手を応援しました みんなで力いっぱい山田選手を応援しました

山田 拓朗 Takuro YAMADA