NTTでは、新中期経営戦略「IOWNによる新たな価値創造(構想から実現へ)」の一環として、電力負荷問題への問題提起とそれにつながる解決策「光電融合技術」の取組を行っています。
その解決につながる「光電融合技術」デバイスの製品開発並びに市場投入と事業拡大を掲げ設立したNTTイノベーティブデバイス株式会社は2023年9月6日に事業内容ならびに光電融合デバイスの開発に関する記者会見を行いました。
今回は記者会見後、NTTイノベーティブデバイス株式会社 代表取締役社長(CEO)塚野英博に事業にかける想いとこれからの戦略についてインタビューを行いましたので、その内容をお伝えします。
また、光電融合技術とは何か?NTTイノベーティブデバイス株式会社の記者会見の内容も紹介しています。合わせてご覧ください。
前職の富士通在職中、そしてIOWN総合イノベーションセンタ長として蓄積してきた知識や経験に基づいた信念をNTTイノベーティブデバイスに少しでも早く、深く埋め込んでいきたいと考えています。1年で変革できることは変革して、2年目からその効果を享受できるようにしたいと考えました。とはいえ、状況的には、私1人で1100人の社員にインプリンティングするわけですが、習慣となっているプロダクトアウト手法をマーケットインの考え方に、どれくらいのスピード感で変革できるかは分かりません。
習慣となっているものを変革するということには大きなエネルギーを使うので、その結果、1年後、私は信念を埋め込んでいくことに疲れてしまっているのではないかと考えることがあります。人間誰しも、甘えがありますよね。諦めてしまいそうな自分への恐怖心もあるのです。だから、短期決戦でやるしかない、2年レンジで構造改革、3年目で目視できる結果を出したいですね。これはある種の自己評価ともいえます。とにかく実行しないことには何も始まらないので、会社を設立した8月1日以降に信念を伝え始めて、9月末時点で95%は思い描いた姿になりました。恐ろしく速いですよ。このようにNTTイノベーティブデバイスの立ち位置が変化したという実感を持てたこと、やればできるという成功体験を積み上げていくことは非常に重要であると考えています。とはいえ、すべてが順調に運ぶことはなく、時には糠に釘ならず、水に釘という場合も無きにしも非ずです。そのような状態からの脱却において、あまり時間はかけたくはないのですが、粘り強く努めていくしかないのではと思います。とにかく変革に向けて一生懸命、追い詰めていきたいですね。
私がこんなふうに仕事に駆り立てられるのは・・・・・・・
本インタビュー全体は「NTT技術ジャーナル」でご覧いただけます。
も踏まえた続きはこちらで紹介しています。
日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、新中期経営戦略「IOWNによる新たな価値創造(構想から実現へ)」の一環として、電力負荷問題への問題提起とそれにつながる解決策「光電融合技術」を取り上げ解説しています。
デバイスの製品開発並びに市場投入と事業拡大を掲げ設立したNTTイノベーティブデバイス株式会社の事業内容ならびに光電融合デバイスの開発に関する記者会見内容になります。