札幌市と日本電信電話株式会社との「さっぽろまちづくりパートナー協定」について

札幌市と日本電信電話株式会社（以下、NTT）は、それぞれが有する資源を有効に活用し、産官相互の連携と協力を基盤に、市民と一体となって、札幌市の一層の発展と飛躍を目指し、共にまちづくりに取り組むパートナーとして、本日、「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結することといたしました。

今回の協定では、NTTのICT技術を利活用することなどにより、観光、スポーツ、産業振興/人材育成、安心/安全/防災、環境等を中心に、地域における社会課題の解決に共に取り組んでいきます。

1．協定の内容

（1）観光振興を通じたまちづくり

• 訪日外国人をはじめとした観光客の誘致や観光資源開発、民間事業者の観光産業への参入促進に向けた、ICTを活用した情報収集とデータ分析の実施
• ユニバーサル・デザインへの対応に向けた、ICTを活用した観光案内サインなどを共同研究

（2）スポーツに親しみ、誰もが生き生きと暮らせるまちづくり

• スポーツイベントの魅力向上に向けた、冬季アジア大会をはじめとした大規模スポーツ大会での先端技術の活用
• スポーツの活性化に向けた、「札幌マラソン」など地域スポーツ大会への協力

（3）産業振興、人材育成、教育を通じた活力あふれるまちづくり

• 札幌の企業が抱える経営課題や行政の地域課題の解決に向けた、札幌のIT企業と共同で事業化するミーティングテーブルの設置
• 札幌を舞台としたITイノベーション創出に向けた、ITイノベーション人材や高度セキュリティ人材、ICT活用のアイデアを発掘・育成するイベントやコンテストなどの実施
• 子どもの様々な体験活動の創出に向けた、「ミニさっぽろ」「カルチャーナイト」「札幌・ジュニア・ジャズスクール」などへの協力

（4）地域の安全・安心、災害対策を通じたまちづくり

• 地域の安全・安心づくりに向けた、「札幌市地域安全サポーターズ」への参加
• 災害対策の強化に向けた、関連技術の展示など札幌市防災訓練への参加

（5）環境に配慮したまちづくり

• 緑豊かなまちづくりに向けた、「さっぽろふるさとの森づくり」活動の実施
• 美しいまちづくりに向けた、「北1条通オフィス町内会セーフティ＆クリーン大作戦」など地域の清掃活動に参加

（6）その他両者の協議により決定した事項

取り組みイメージ

（参考）「さっぽろまちづくりパートナー協定」について

札幌市は、企業が持つノウハウや資源を札幌のまちづくりに活かしていくため、包括的な事項について企業等との連携・協力等を進めております。（平成20年12月開始） 今回で11協定目となります。