熊本地震復興祈願「歌舞伎シアター バーチャル座」を上映 ～最新ICTによって臨場感の高い歌舞伎映像を実現～

日本電信電話株式会社（代表取締役社長：鵜浦博夫　以下、NTT）、西日本電信電話株式会社（代表取締役社長：村尾和俊　以下、NTT西日本）、熊本県（熊本県知事：蒲島郁夫　以下、熊本県）、松竹株式会社（代表取締役社長：迫本淳一　以下、松竹）、は、「歌舞伎シアター バーチャル座」をはじめとした歌舞伎×ICTの可能性をご体験いただける「ラスベガス歌舞伎公演『KABUKI LION 獅子王』凱旋イベント in 熊本」を、熊本地震からの復興を祈願して、3月11日（土）・12日（日）に熊本県庁で開催します。

「歌舞伎シアター バーチャル座」は、NTTと松竹が進める新たな歌舞伎鑑賞の提案をめざした共同実験の一環として、米国ラスベガスで2016年5月に上演された『KABUKI LION 獅子王』の内容をもとに、最新のICTを駆使して新たに製作した作品で、まるで目の前で演じているかのような臨場感あふれる新しい歌舞伎映像をご鑑賞いただけます。
　また、本取り組みは、熊本地震からの創造的復興と発展に向けて、ICTを活用した新たな地方創生（まち・ひと・しごとの復興）をめざして、NTT西日本、熊本県、熊本市が進める「スマートひかりタウン熊本」プロジェクト※のひとつとして実施するものです。

「スマートひかりタウン熊本」プロジェクト（http://www.hikarikumamoto.jp/ ）

1.「ラスベガス歌舞伎公演『KABUKI LION 獅子王』凱旋イベント in 熊本」実施内容

（1）「歌舞伎シアター バーチャル座」

『KABUKI LION 獅子王』は、「石橋」の獅子の子落としという伝説を元にしたストーリーで、華やかな舞踊、女方の様式美、迫力の立廻り、そして勇壮な獅子狂いなど、歌舞伎の様々な要素を盛り込んだ新作歌舞伎です。
　「歌舞伎シアター バーチャル座」は、その舞台映像をNTTが開発を進めるイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」を用いて、バーチャルでありながらあたかも歌舞伎俳優が目の前で演じているかのような臨場感あふれる新たな歌舞伎上映作品として、多くの方に楽しんでいただけるよう仕上げました。歌舞伎の醍醐味とICTを用いた新しい視聴体験がコラボレートした、新たな歌舞伎の映像作品を初めて熊本でご披露いたします。

歌舞伎シアター バーチャル座

また、3月12日（日）には、『KABUKI LION獅子王』に出演した市川染五郎を迎え、本作品に込めた思い、歌舞伎の楽しみ方、歌舞伎×ICTの可能性について、ラスベガス歌舞伎公演の関係者を交えて語るトークイベント「ICTによる新しい歌舞伎の楽しみ方」を開催します。

＜トークイベント出席者＞

（2）隈取と最新技術がコラボしたインタラクティブ体験展示「変身歌舞伎」

ラスベガスで好評を博し、2016年9月より国内の展示会に出展している、歌舞伎独特の化粧法である隈取と最新技術がコラボレーションした様々な仕掛けを楽しむことのできるインタラクティブ体験展示「変身歌舞伎」を本イベントにてお楽しみいただけます。

変身歌舞伎

（3）プレイベント「変身歌舞伎 in 熊本」

3月4日（土）～8日（水）にかけて、プレイベント「変身歌舞伎　in 熊本」を熊本県内3箇所で行い、多くの熊本県民の方々に歌舞伎×ICTの可能性をご体感いただきます。

2.今後の展開

本イベントの開催を通じて得た知見を活かし、ICTを用いた次世代の歌舞伎やエンターテインメント鑑賞に関する取り組みをより一層加速し、2020年に向けた、深い感動、新しい体験を提供するパブリックビューイングなど、おもてなしの取り組みを強化してまいります。